【 あ 】
足立登 (あだち のぼる) 】 ☆1巻第2話☆
元練馬工科大学教授。足立リサイクル研究所所長。88歳。武器類の権威。
歳郎と共に『リベンジ・オブ・アース』号に乗船。銃撃戦で命を落とす。乗船前より、船内で何が行われるのか知っていたようである。
大戦中、歳郎の祖父・大山巖右衛門に命を助けられたことから、歳郎の身を案じていた。

大鳥敬 (おおとり けい・たかし) 】 ☆1巻第2話 名のみ☆
『リベンジ・オブ・アース』号に乗船した日本人クルー。
艦内の銃撃戦において死亡。

大山歳郎 (おおやま としろう) 】 ☆全話☆
主人公。松本漫画定番の「美女と醜男」の片割れで、典型的な「巻き込まれ型主人公」。
その姓から、いわゆる『大山の血統』に縁の人物と推測される。
当初は土田司朗を名乗る。→【土田司朗 (つちだ しろう) 】
フリーカメラマンを目指しているが、物語冒頭ではスタジオを首となり失業中。
火事に見舞われた老人を救出した際、『まほろば』がかつて存在していたを知り、羽黒妖に導かれて『リベンジ・オブ・アース』号に乗船。北極近海にて、実物の『まほろば』と遭遇する。
→老人 【おじいさん】
【羽黒妖 (はぐろ よう) 】
帰国後、通常の生活へ戻っていたが、アルバイト先の工事現場で転落事故に遭い、瀕死の重傷を負う。しかし、まほろば乗組員たち (特殊部隊?) によって、まほろばメインドック内の大病院へと移され、一命を取り留める。
そこで羽黒妖と再会し、加賀艦長の依頼を受けてまほろばに乗艦する。与えられたポストは記録班の班長。だが、それに相応しい仕事はあまり行っていない。詳細はまったく語られないが『まほろば』やその乗員とは生半可ではない『運命の糸』によって結ばれているらしく、かなり厚い待遇を受けている (殆ど、ちやほやされていると言っても過言ではない)。
→加賀艦長 【加賀 (かが) 】

大家夫妻 (おおやふさい)  ☆1巻第2話 他☆
歳郎が住むアパートの家主夫妻。「おじいさん・おばあさん」「ジーサン・バーサン」等、呼び名がさまざまだが夫妻とも氏名不詳。これもまた松本世界の典型的な「大家さん」
家賃の催促など厳しいが、歳郎の身を案じている。
2巻第4話において、アパートごと『まほろば』居住区内へ引越しをすることになり、以後まほろばに乗艦することになる。

おじいさん ☆1巻第1話☆
歳郎と『まほろば』を結びつけた老人。物語冒頭でアパートが火事に見舞われるが、『まほろば』の写真を取りに部屋に引き返し全身火傷を負う。歳郎に『まほろば』が実在したことを語り、短刀を託して死亡。
かつて『まほろば (初代) 』の艦橋に常駐する上級士官であったらしいが、その詳細は語られぬままとなる。
【 か 】
加賀 (かが) 】 ☆1巻第3話 他☆
『まほろば』の艦長。
初登場時に歳郎に乗艦を依頼するが、その真意は不明。歳郎に対しては比較的口を開くものの、その言葉はおおむね抽象的 (というより、煙に巻いていると言ったほうが適切) で、実に解りにくい。
『まほろば』に関わる全ての謎を知っているいるはずだが、全く正体不明の人物。
名前は旧連合艦隊・戦艦『加賀』から付けられていると想像される。

カトウ】 ☆1巻第2話☆
NASA『スーパーシャトル13号』のクルー。フライトスーツに『星条旗とNASAのロゴ』とともに『日の丸とNASDAのロゴ』が貼られていることから、日系人ではなく、宇宙開発事業団から派遣されているらしい。
※NASDA(宇宙開発事業団)は、2003年10月1日に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)と統合し、宇宙航空研究開発機構(JAXA=ジャクサ)となっているため、既に存在していない→1巻第2話初出は『ビックコ゜ールド』1994年7月号掲載

亀山雄造 (かめやま ゆうぞう) 】 ☆1巻第2話 名のみ☆
『リベンジ・オブ・アース』号に乗船した日本人クルー。
艦内の銃撃戦において死亡。

北山遥 (きたやま はるか) 】 ☆1巻第2話☆
『リベンジ・オブ・アース』号に乗船した日本人クルー・秘書団の女性。
艦内の銃撃戦において死亡。

黒田耀子 (くろだ ようこ) 】 ☆1巻第2話 名のみ☆
『リベンジ・オブ・アース』号に乗船した日本人クルー・秘書団の女性。
艦内の銃撃戦において死亡。

ゴッダム】 ☆1巻第3話☆
アメリカ海軍・攻撃型原子力潜水艦『フリーズエノラ艦長』。
シブヤン海海中にて、偶然『戦艦武蔵』を感知したために『まほろば』より警告を受ける。
「ガッデム」という言葉に神経過敏(笑)。

古代進 (こだい すすむ)  ☆登場せず☆
『新 宇宙戦艦ヤマト』に登場する。正式には古代進32世(!)
1000年間受け継がれてきた家訓に則り、羽黒妖と共にグレートヤマトに乗り込む。
どうやら森雪の血は受け継いでいないようで、雪 (子孫) との初対面では互いに( p_q)だった。

古山田 (こやまだ=読みは推定) 】 ☆1巻第3話 名前のみ登場☆
羽黒妖の口からその名が語られる。日本国内閣総理大臣。
【 さ 】
坂田忠一 (さかた ちゅういち) 】 ☆1巻第2話☆
『リベンジ・オブ・アース』号に乗船した日本人クルー。
艦内の銃撃戦において死亡。

佐渡 (さど) 】 ☆1巻第3話 他☆
医師。歳郎の主治医として登場。「いつもはフネに乗っとるがね」と本人が語ったことから、『まほろば』の艦医であることは確実。事実、その後は歳郎たちとともに乗艦し続けている。
経歴は一切不明だが、初登場時に旧海軍の帽子を被っていたりするあたり、軍関係者であったようだ。
姓のみしか明らかにされていないが、名が『酒造』の確率非常に高し(笑)。
『まほろば』の謎について、おそらく全てを知っていると想像されるが、本人の口からそれが語られることはほとんど無い。

ジーサン】 →【大家夫妻 (おおやふさい) 】

島井田始 (しまいだ はじめ) 】 ☆1巻第2話☆
『リベンジ・オブ・アース』号に乗船した日本人クルーの総隊長。
艦内の銃撃戦において死亡。
この人の姓もまた、松本世界にはしばしば登場する。
【 た 】
田島澪 (たじま みお) 】 ☆1巻第2話☆
『リベンジ・オブ・アース』号に乗船した日本人クルー・秘書団の女性。
艦内の銃撃戦において死亡。

土田司朗 (つちだ しろう) 】 ☆全話☆
大山歳郎の別名。→【大山歳郎 (おおやま としろう) 】
1巻第1話では『土田』としか呼ばれていないが、第2話で羽黒妖の口からフルネームが明らかにされている。再婚した母親  (15年前に死亡) の姓を使っているとの事だが、この場合は(確か)義父との間で養子の手続きを取らなければ戸籍上は姓は変わらないはず。単に世間的には、この土田姓を使っているだけという可能性もあるが、その詳細は不明…例えると『美味しんぼ』の山岡状態(笑)。しかし、なぜそうしたことを本人が選択しているのかは一切語られていない。また、何故『歳郎』の名まで隠しているのかも不明。

トラウス】 ☆1巻第2話☆
NASA『スーパーシャトル13号』のクルー。シャトルの再突入前に双眼鏡で『まほろば』の航跡を発見する
【 な 】
南部次郎 (なんぶ じろう) 】 ☆1巻第2話☆
『リベンジ・オブ・アース』号に乗船した日本人クルー。
艦内の銃撃戦において死亡。
【 は 】
バーサン】 →【大家夫妻 (おおやふさい) 】

羽黒妖 (はぐろ よう) 】 ☆第2話以降全話☆
松本漫画定番の「美女と醜男」の片割れで、典型的な「謎の美女」。
1巻第2話、『地球号クルーズ企画実行委員会』の秘書室長という肩書きで歳郎と接触を果たす。
北極海において、『リベンジ・オブ・アース』撃沈に巻き込まれ消息を絶つが、歳郎と地下メインドック(根拠地)において再会し、以降は常に歳郎に寄り添い、まるで世話女房のような存在となっている。
『まほろば』での正式な所属は明らかにされていないが、階級は大尉。
加賀艦長と同様に、『まほろば』に関わる全ての謎を知っているいるはずだが、その言動は加賀艦長以上に抽象的で謎めいている……と書いただけでは生ぬるく、おそらく松本世界の中でも1、2を争うほど発言が謎めいている存在。
→加賀艦長 【加賀 (かが) 】
1巻第3話での歳郎との会話の不自然さから、やはり1巻第2話の『リベンジ・オブ・アース』撃沈時に一度死亡しているのではないかと思われる。第3話以降は『2人目』ということになり、「綾波レイ」のようでもある。確かに一部の会話の不自然さは、「記憶のバックアップ」がなされていない事柄と考えると解りやすい。それはとにかく、クローンであるのか不死性であるのかは謎のまま残されている。
艦内には『蜃気楼』の摩耶をはじめとして、容姿が酷似した女性が多数存在しているが、全くの別人格のようである。
【摩耶 (まや) 】
約1100年後、古代進 (32世) をグレートヤマトへと導き、『まほろば』から移乗するが、本人の口から2000年生き続けているという事実が語られているので、ラー・アンドロメダ・プロメシューム(雪野弥生)が1000年女王となった直後 (といっても200年後だが…) から生きていることになり、死んだのが1度や2度とは考えないほうが自然かもしれない。
グレートヤマトが月から旅立った後は、物語が未完であるため消息も不明。
名前は旧連合艦隊・重巡洋艦『羽黒』から付けられていると想像される。
【古代進 (こだい すすむ) 】

婦長 (ふちょう)  ☆1巻第1話☆
老人が収容された『総合大病院』の婦長。老人の死期を悟り、歳郎の住所を教えたようだ。
登場シーンは僅か10カット足らずだが、戦争体験者らしく、重みのある言葉を口にする。個人的には1巻第1話10ページが秀逸だと思う。
【 ま 】
摩耶 (まや)  ☆2巻第1話 他☆
『まほろば』艦内の休養区に存在するバー『蜃気楼』のママ。
羽黒妖と容姿が酷似している、やはり謎に包まれた松本美女。登場シーンは『蜃気楼』以外ないためか、妖よりは気だるい感じが漂っている(笑)。
【羽黒妖 (はぐろ よう) 】
「ここでは階級は抜きよ」と本人が語っていることから、艦内において正式配属の部署が存在すると思われるが、その部署・階級ともに不明。
『蜃気楼綺譚』に登場する摩耶と同一人物と思われるが?
また、『蜃気楼綺譚』では『高雄』という姓が明らかにされているが、ここではそれは語られていない。
名前は旧連合艦隊・重巡洋艦『摩耶』 『高雄』から付けられていると想像される。

マルメール】 ☆2巻第2話
サー・ドンナ・マルメール。豪華客船『リベンジ・オブ・アース』の船長として登場するが、正体は怒国・地球海軍第8艦隊所属・情報戦闘指揮艦『リベンジ・オブ・アース』の艦長。北極海において『まほろば』と交戦し、艦と運命を共にしたと思われる。
【 や 】
やまとは くにの まほろば】 ☆1巻第1話 他☆
『巻き物』中でひんぱんに登場する一節。
婦長の言葉どおり『古事記』の一節で、ヤマトタケルノミコト (倭建命・日本武尊) が死の直前に詠んだ望郷の歌。
『倭は 国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる 倭し 美し』
=やまとは くにのまほろば たたなづく あおかき やまごもれる やまとし うるわし
=大和の国のすばらしさ。姿かたちの美しさ。重なり合える山並みに、青い垣根の山並みに、こもれる大和うるわしき。
【婦長 (ふちょう) 】
【 ら 】
【 わ 】