「やまとは くにの まほろば」 ТОPへ戻る

このデスシャドウ号の性能では、まだリスクが大き過ぎます。
くやしいけれど、今はまだ見守るしかない……。

ミーメ〜   「ジークフリート」より
 
艦首部分・艦尾部分、どちらも「デスシャドウ」にとっては、「顔」ですが、今回からしばらくの期間は「艦首」の造形に挑戦してみます。まぁ、難しい方へ先に挑んでしまったほうが、後々気楽ですし……これは現状の写真です。
プラパテ処理してあった上甲板です。1.2ミリプラバンで継ぎ足しをしていますから、慣らすためにかなり豪快に削ります。これは「まほろば」の頃から使用している「まな板削り用」のスチロールブロック付きの耐水ペーパー……台所用品です(^^;。
ここでもう一度、ラフスケッチの上に置いて見ます……まだまだ先は長いです。さて、この時点では、具体的なプランはまつたくありません。ただ漠然と「どうしようかなぁ……」と思案に耽ることしきり……( ̄へ ̄|||)。
なんにせよ、手を動かさないと状況が進展しないので、1/1600キットを眺めてイメージプランニング。しかし、見れば見るほど厄介な形をしています……うーん、これを自作するのか(゜o゜)!。
ヒートプレス等が一番理想的なのでしょうが、「小さいキャノピー」程度しか経験がないのに、この複雑な形状を「抜く」のはかなり厳しいですね(w_-; 。
やはり技量の問題で、流用パーツと、エポキシパテを主体とした造形でいくしかないようです。
その流用パーツを散々物色したすえ、「あと7年後に配備される戦闘機の機首」に決定しました(/||| ̄▽)/!。
アリイの1/100ファイターバルキリーです。
このパーツを、バルバスバウならぬ、艦首の「衝角 (ラム」の芯として採用してみます。
しかし、あまりにも異質なもの同士の組み合わせ……当初は瞬間接着剤で安易に固定しようとしていましたが、まるでダメです。今度は、それなりの接着面を確保するため、金ヤスリで削っていきます。
そして、このように接着します。当然のことですが、「曲がり」などないように留意して作業します。
……この写真だけ見ていますと、「一体何の冗談だ?」と思われても仕方ないような、スゴい写真です。
しかし、「異質なもの」などと言いましたが、考えてみれば両方とも「ぬえ」デザインでしたねo(*^▽^*)o♪。
さて、トップ部分を製作していくとなると、「大穴」が開いている箇所にも早急な処置が必要となってきます。
この大穴をどうするか……まず、「えら」に相当する部分のダクト状ディテールの再現からです。
これは、キットパーツの流用。両舷のインテーク部分のパーツです。
これをカットして使用してみます。
半分ほどに切り詰め、0.5ミリプラバンでフィンを2枚ずつ追加しています。
本当はいったん綺麗にしてから、全て薄いプラバンで作り直したほうがいいのですが……。
……少し横着してしまいました。
このまま艦体に接着というのも心もとなく、1.2ミリプラバンで接着用のガイド板を取り付けておきます。
このように艦体に接着します。まだまだ「大穴塞ぎ」の作業がありますが、これで基準点は確保できましたから、後の料理もそれなりにはかどってくるでしょう。
……どうもアウトラインが上手く繋がっていないので、更に余計な部分をバリバリ壊していきます(´ヘ`;) 。
そして、ランナーを加工したものを「えら」の部分に下のように接着します。本当に骨組みみたいなものです。
あまりにも「大穴」となってしまい、作業中にグラグラとパーツが歪んでしまいます。ちょっと強度不足すぎなので、内部に角棒などを仕込み、補強しておきます。
艦首から上部波除け板へと繋がる部分の骨組みとして、1.2ミリプラバンを「V字」に組み合わせて、(バルキリーの)コックピット部分に接着しておきます。
1.2ミリプラバンを大雑把に切り取り、下面の穴を塞ぎます。形状はまだまだいじっていく部分なので、本当に、一番土台の部分の穴埋め、に過ぎません。
一発で仕上げる気持ちはまるでないですが、「衝角」部分の形状をまとめていくため、エポキシパテを盛ってみます。ある程度は完成時のアウトラインをイメージしつつ、かつ大雑把に、パテをケチらずに盛りつけています。……しかし、こんな作業を「出勤前」にやっているとは(o ̄∇ ̄o)♪
「帰宅後」
デザインナイフで粗削りをすませたうえで、また粗めの耐水ペーパー (上記のブロック状)で、形状を想定しつつ削っていきます。
さて、最後に他の2隻の現状の写真です。今週は、「僚艦」たちには手も触れていません。次回は「まほろば3199」の第3話になります。
ざっと荒削りがすんだ状態です。まだまだ、この後何度もエポキシパテを盛ることになるのだと思いますが……隣に1/1600の艦首部分を並べてみました。こうすると、どういう形状を作ろうとしているのか、解っていただけるかと思います。
いずれにせよ、まだまだ先が思いやられます。これから当分の間は、「艦首」の造形に時間を費やすことになりそうです。