グレートヤマト建造計画　第19話

	ターゲット・移動性ブラックホールの全て照準完了！！ロックオン！！古代進　-第16話より



……さて、先週予告したもうひとつの改修ポイントは、この部分です。側面のパルスレーザー基部は、かなりアレンジを入れて「艦体部分より凹んでいる仕様」になっていた訳ですが、少し前に問題点に気付いてしまい、改修すべきか、このままとぼけてしまうか迷いが生じていましたが、原作の連載中断を機に、思い切って改修に着手します。

後部甲板はプラバンから全くの新造となります。今回、形状把握のために厚紙　(キットの箱)　を想定される形状に切り抜き、艦体後部に乗せてみました。 ……前からうすうす気付いていましたが……問題となるのは甲板と中央構造物との接触点です。後部甲板が突如急角度を描いて中央構造物の下にもぐりこんでいますが、ここの角度があまりにも急過ぎるように思えるのです。要は、キットパーツをそのまま使っているので、グレートヤマトのデザインよりも中央構造物の幅が足りないのです。小さめのパルスレーザー基部が２基並んでいる部分が、もう少し外側に位置しているとよりベターです。原作の絵にも近くなります。

思い切って、徹底的に破壊してしまいました。ちょっと……いや、かなりもったいない思いがしているのですが、この際多少の回り道もいいでしょう。ここから再構築していきます。

乱暴にカットした切り口を多少デザインナイフで整え、壁の部分に1.2ミリプラバンを２枚重ねたものを接着します。ほとんど天蓋部分が宙に浮いたままですから、ここをまず先に押さえておかないと、強度的にも不安が残ります。
	カットしてサンドペーパー、耐水ペーパーで慣らし、プラパテを塗って表面処理の作業に入ります。
さっぱり進まぬ第３艦橋基部です。表面の具合を見るために溶きパテを塗っています。
	第３艦橋関連で今週はもうワンポイント。上面部にエアーインテーク状のディテールがあるので、それを再現しいみます。もともとあったモールドはもちろん削っています。1.2ミリプラバンを貼っただけでもいいのですが、半ば思いつきで、マイナスドライバーをライターで炙り、0.5ミリプラバンに押し付け、簡易ヒートプレスを試してみます。
ひとつのみなら、そこそこ問題もなくいくのでしょうが……それなりに大きさの揃ったものを用意するとなると、なかなか上手くいきません。ライターでドライバーを炙る時間、プラバンに押し付ける力加減等々……。結局10回ほど試み、極めて大きさが近そうなものをチョイスしています。
	切り出して接着です。接着断面が殆ど無いも同然なので、瞬間接着剤を使用。接着後、すぐさま周囲にも瞬間接着剤を塗りつけ、コーティングするような感覚で強制固定してみます。

念の為また１日ほど寝かし、400、1000番の耐水ペーパーで表面の処理をします。インテーク部分の横幅は約３ミリ弱、高さは0.75ミリ程度。もう技術的にはこれでいっぱいいっぱいです。これ以上小さいものはまだ作れません。
	副砲塔脇、拡張が必要な問題の部分です。どちらが先でも取り立てて問題ないのでしょうが、まずは、天井部分から手がけていきます。 0.5ミリプラバンをまず下側から一枚貼りつけ、両サイドの段差をなくすことも兼ねて、両側にもう一枚接着。不要部分をカットしています。

このカットしてあるサイド部分は、余剰パーツから切り出したものです。これをどう部分的に活かしていくか、しばし考えましたが、やはりパルスレーザー部分ぐらいしか使えないと断念しました。全く同じ形状の部品を二枚重ねにしても接合部の調整に時間がかかるばかりで、あまり良い仕上がりが望めそうもありません。何か別の方法を考えます。
パルスレーザーのみ切り出し、セッティングの都合なども考えて、1.2プラバンで底を作ることにしました。写真ではまだ厚みが足りていません。この後カットしてもう一枚接着します。
	一段上のパルスレーザーは、従来は３基の配置だったものが、「グレート」では１基増えています。余剰パーツから切り出したものを接着して対処です。

……接着はまだしていません。仮に載せてみただけです。かなり出っ張った具合のセッティングになるのですが、だいたいこんなもののようです。今回の「コミックガッタ最終号」の表紙は、グレートヤマトの配色の資料としても価値がありそうですが、パルスレーザー部分がかなり大きくせり出しているのが解ります。また、パルスレーザー砲台部分の「窓」もしっかり表現しています。さて、あれはどう処理したものか……。

「グレートヤマト」と「まほろば」の同時作業でかなり混乱していたところもあるのですが、「まほろば」は少しじっくりと進めてみたいと考えています。やや不定期化するものと考えておいてください。現在は１周年記念　(6.21)用のコンテンツに関して思索中です。もちろんこちらの「グレート」は確実に更新していくつもりです。次回、第20話は６月17日　(日)　頃に更新予定です。

	ターゲット・移動性ブラックホールの全て照準完了！！ロックオン！！古代進　-第16話より



……さて、先週予告したもうひとつの改修ポイントは、この部分です。側面のパルスレーザー基部は、かなりアレンジを入れて「艦体部分より凹んでいる仕様」になっていた訳ですが、少し前に問題点に気付いてしまい、改修すべきか、このままとぼけてしまうか迷いが生じていましたが、原作の連載中断を機に、思い切って改修に着手します。

後部甲板はプラバンから全くの新造となります。今回、形状把握のために厚紙　(キットの箱)　を想定される形状に切り抜き、艦体後部に乗せてみました。 ……前からうすうす気付いていましたが……問題となるのは甲板と中央構造物との接触点です。後部甲板が突如急角度を描いて中央構造物の下にもぐりこんでいますが、ここの角度があまりにも急過ぎるように思えるのです。要は、キットパーツをそのまま使っているので、グレートヤマトのデザインよりも中央構造物の幅が足りないのです。小さめのパルスレーザー基部が２基並んでいる部分が、もう少し外側に位置しているとよりベターです。原作の絵にも近くなります。

思い切って、徹底的に破壊してしまいました。ちょっと……いや、かなりもったいない思いがしているのですが、この際多少の回り道もいいでしょう。ここから再構築していきます。

乱暴にカットした切り口を多少デザインナイフで整え、壁の部分に1.2ミリプラバンを２枚重ねたものを接着します。ほとんど天蓋部分が宙に浮いたままですから、ここをまず先に押さえておかないと、強度的にも不安が残ります。
	カットしてサンドペーパー、耐水ペーパーで慣らし、プラパテを塗って表面処理の作業に入ります。
さっぱり進まぬ第３艦橋基部です。表面の具合を見るために溶きパテを塗っています。
	第３艦橋関連で今週はもうワンポイント。上面部にエアーインテーク状のディテールがあるので、それを再現しいみます。もともとあったモールドはもちろん削っています。1.2ミリプラバンを貼っただけでもいいのですが、半ば思いつきで、マイナスドライバーをライターで炙り、0.5ミリプラバンに押し付け、簡易ヒートプレスを試してみます。
ひとつのみなら、そこそこ問題もなくいくのでしょうが……それなりに大きさの揃ったものを用意するとなると、なかなか上手くいきません。ライターでドライバーを炙る時間、プラバンに押し付ける力加減等々……。結局10回ほど試み、極めて大きさが近そうなものをチョイスしています。
	切り出して接着です。接着断面が殆ど無いも同然なので、瞬間接着剤を使用。接着後、すぐさま周囲にも瞬間接着剤を塗りつけ、コーティングするような感覚で強制固定してみます。

念の為また１日ほど寝かし、400、1000番の耐水ペーパーで表面の処理をします。インテーク部分の横幅は約３ミリ弱、高さは0.75ミリ程度。もう技術的にはこれでいっぱいいっぱいです。これ以上小さいものはまだ作れません。
	副砲塔脇、拡張が必要な問題の部分です。どちらが先でも取り立てて問題ないのでしょうが、まずは、天井部分から手がけていきます。 0.5ミリプラバンをまず下側から一枚貼りつけ、両サイドの段差をなくすことも兼ねて、両側にもう一枚接着。不要部分をカットしています。

このカットしてあるサイド部分は、余剰パーツから切り出したものです。これをどう部分的に活かしていくか、しばし考えましたが、やはりパルスレーザー部分ぐらいしか使えないと断念しました。全く同じ形状の部品を二枚重ねにしても接合部の調整に時間がかかるばかりで、あまり良い仕上がりが望めそうもありません。何か別の方法を考えます。
パルスレーザーのみ切り出し、セッティングの都合なども考えて、1.2プラバンで底を作ることにしました。写真ではまだ厚みが足りていません。この後カットしてもう一枚接着します。
	一段上のパルスレーザーは、従来は３基の配置だったものが、「グレート」では１基増えています。余剰パーツから切り出したものを接着して対処です。

……接着はまだしていません。仮に載せてみただけです。かなり出っ張った具合のセッティングになるのですが、だいたいこんなもののようです。今回の「コミックガッタ最終号」の表紙は、グレートヤマトの配色の資料としても価値がありそうですが、パルスレーザー部分がかなり大きくせり出しているのが解ります。また、パルスレーザー砲台部分の「窓」もしっかり表現しています。さて、あれはどう処理したものか……。

「グレートヤマト」と「まほろば」の同時作業でかなり混乱していたところもあるのですが、「まほろば」は少しじっくりと進めてみたいと考えています。やや不定期化するものと考えておいてください。現在は１周年記念　(6.21)用のコンテンツに関して思索中です。もちろんこちらの「グレート」は確実に更新していくつもりです。次回、第20話は６月17日　(日)　頃に更新予定です。