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ヤマトの超硬化テクタイトの装甲板を
打ち破れるものは宇宙には存在しない。
羽黒妖 -第10話より
先週、どうにか全体形状まではまとまった第3艦橋近辺です。が、やはり自作パーツの比率がかなり高くなってしまっているため、表面の具合などが気になるところです。
今週は、これらの部分の下地を調整する作業が中心となります。
まず、久し振りに水洗いしてみます。
水洗いの写真を載せるのは初めてだったかもしれません。だいたいこのような具合です。歯ブラシはもちろん使い古したものの再利用です。
乾かした後、スクラッチ部分の表面を改めてチェックします。
……やはりいろいろ問題があるようです。
まずは、「デスラー艦」時代のモールドが残っている流用パーツ部分にプラパテを盛って、モールド消しと、ポリパテ造形部分の表面も多少整えています。
今回、ケリをつけたいのが、この「メインエンジンノズル」です。以前述べたように1/700スケールキットのものを、基本的にはそのまま使っているのですが、艦体との接合部のラインがあやふやになっています。パテ盛り等の処理をしたためなおさらです。また、デザイン上からもノズル部分と艦体との境界線をもう少し後退させる必要が生じています。
境界線の後退は、側面図などを参考に5ミリ程度としました。アタリを取ります。以前に、このノズルパーツはかなり長さを切り詰めましたが、かろうじてフィンの取りつけ穴が残っています。この取りつけ穴の上部にデザインナイフでアタリをつけました。
つまり3箇所です。
そして、エバーグリーン製の細切りプラバンを瞬間接着剤でアタリのラインを入れたところに固定します。そして、数十分そのまま置いて乾燥するのを待ち、作業を継続……。
少しずつ接着剤で固定しながら、プラバンを巻いていきます。
いくぶん慎重に進めました。瞬間接着剤をつかっているので、ほとんどやり直しがききません。ラインが曲がらないように慎重に……。
ようやく一巡りして、新しい境界線が半完成です。引き続き、 (写真では) 接着したプラバンの左側にある、スリットのモールドを瞬間接着剤で埋めます。この場所は艦体部分にとり込まれることから、ノズルのディテールはもはや無用です。
かなりラフな仕上がりになってしまったため、今度はプラパテを盛って再度調整してみます。
このまま一昼夜時間を置きます。この処理の過程では、僅かに残されているフィン取りつけ用の三つの穴をそのまま残すことにしています。フィンそのものをどうするかは、まだ思案の外です。
艦体部分……とりあえずの仕上げとして、1200番の耐水ペーパーがけ、そして、かなり真剣に睨んではみたものの、やはりこの状態での仕上げのチェックは無理だと断念。この時点で最初のサフ吹きを覚悟しました。
ノズルの付け根も一度整理しておきます。400、600、1000番の順に耐水ペーパーをかけ、おおむね処理は終了。貼りつけたプラバンは、極薄のものですが、それでもやや不自然さを感じるので、表面に耐水ペーパーをかけて頭を抑えています。もう少し、その処理は続ける予定です。
……あまり必然性は無いのですが、今回は少し磨いてみようかと考えました。
もう一度、軽く水洗いしてから、コンパウンドを使ってみます。

……もちろん、増設した艦底部分を中心ということで、上面部分には殆ど手を伸ばしていません。パルスレーザーなどにはコンパウンドはなかなか面倒なところですし……やや効果に疑問を感じつつもしばらく磨き続けてみました。
そして、こんどは中性洗剤も使って念入りに洗ってみます。
コンパウンドのカスがかなりあるので、それらを全て洗い流します。
さて、水を切って、念の為1日ぐらい放置して乾燥させ (かなり内部にも水が入っているので、自然乾燥させたほうが無難) いよいよサーフェイサーを吹いてみます。
サフ吹きの写真も載せるのは初めてでしょうか……「まほろば」の時と同様に排気のことも考慮して、作業はバスルームにて行っています。
サフが厚ぼったくなっても気にせず、むしろ薄くなりすぎないように気にしつつ、何段階かに分けて吹きつけています。
しかし、ぼちぼち「缶スプレー」でのサフ吹きに、「やり辛さ」をも感じてきています。これは最終的な塗装に関しても言えることですが……。
……ひとまず一昼夜時間を置いてから、表面のチェックをしてみます。
やはり、自作した部分の甘さが目立っているようです。凹み、キズ、パテが脱落してしった部分など十数カ所あります。
ここでは、それらを瞬間接着剤で補填していきます。また、サフ吹きの際に気泡が出来てしまった部分もかなりあり、それらを潰す作業も並行して処理します。
瞬間接着剤が乾いたのを確認したら、1200番の耐水ペーパーをかけています。穴埋めした部分、サフの皮膜が厚くなり過ぎている部分を重点的に処理し、あとは、半ば磨くような気持ちでペーパーがけしています。
そのため、サフがややまだら状になって、いささか見ぐるしい状態になっています。下が最終的な現状の写真です。
この処理は、もう何回か同じことを繰り返してやる必要がありそうです。しかし、更新記事としてはあまりにも地味な内容になってしまう、ということで……次回の構成をどうしたものかと迷っています(-_-;)。別の方向性の作業を入れてしまうという方法も考慮中なのですが、ぼちぼち「戦艦比叡」のほうも進めなければと思うとなかなかしんどい夏になりそうです。そういったもろもろの事情もあり (今回の更新を普段より1日ずらしたこともにより実質作業時間にしわ寄せがきてしまったという理由も大です) 
次回の更新まで10日ばかり時間を頂きたいと思います。
次回、第28話は8月23日 (木) 頃更新予定です。