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偉大な「ヤマト」が記憶から消えるのも
……もう時間の問題だ。
「雪風」艦長 -第1話より
先週、今回初めてサーフェイサー吹きの作業に入り、自作増設部分などの表面処理のまとめに入りました。
これは後部俯瞰の写真です。当初に望んでいたとおりに、尻が大きなヤマトとなりました。
こちらは右前方からのもの……広角レンズなしでも、前方からの俯瞰でこの程度のバランスにはなったので、まぁまずまずかな、と思っております。前回の最後で述べたように、ひたすら表面処理に神経を遣って、1000番の耐水ペーパーがけ、表面のチェック、再びパテで穴埋め、耐水ペーパーがけ…………この作業の反復ばかり3日近く続けました。
旧ヤマトでも存在していた、艦底部付近の大型の涙滴状フェアリングです。赤いものがキットのオリジナルパーツなのですが、これは、とりあえず置いてみただけの写真です。すでに取り付けが終わっている上部(右上)と艦底部のものとのバランス、相対的な位置関係がなかなか難しいところです。今回、改めてコミックと見比べてみたところ、いろいろ気になるところも出てきました……。
大きさに関しては非常に微妙なところなのですが、形状として、涙滴の絞込みが前後ともに同形状のほうが、グレートの描写には近いように感じました。キットパーツはかなり前方のカーブを緩やかに処理しているので、ややイメージが食い違ってくるようです。しばらく流用パーツを物色し、某戦闘機の爆弾をチョイスしてみました。
このジャンクパーツの出所は確か、トーネードか、ラフアールか、ユーロファイターの舶来キットのはずですが、もはや記憶が曖昧です。
当然これでは長すぎるので中央部をカットします。ちょうどパイロン取りつけ用の大きなミゾがあるので、それを目安にカットしています。
迷いが生じないうちに、さっさと艦体に接着してしまいます。
原作コミックの中に、このカットに近いアングルの絵があったと思いますが、やはり絵とはギャップが生じています。
私としては、フェアリング等の大きさのバランスは、おもに側面図を参考にして決めていました。それが原因でこの角度ではいささか分が悪いようです(-_-;)
要は、「総統の艦」から拝借したフェアリングが大き過ぎるのでしょうが、側面図と比較するとそれほどには感じません、しかし……。
まぁ、このあたりは、以前にも何度か書いた「絵と立体のギャップ」なのだ、と諦めの気持ちも強いのです。
接着剤が乾燥した後、接合部分を中心に600晩のペーパーがけをしています。
サフがだいぶ剥がれてきて、かなり薄汚くなってきています。
艦底部分、第3艦橋へと繋がるアームの基部に、小さなドーム状のポッチがあるようです。ウェーブのマテリアルパーツを接着してみました。写真でピンク色に映っている部分です。
切断後取りつけたフェアリングの接合面が、まだまだ段差などがあり、粗い仕上がりなので、今度は瞬間接着剤で処理しています。完全に乾燥した後、400、600、1000、1200の順に耐水ペーパーをかけています。
全体に1200番の耐水ペーパーをかけて、再び中性洗剤と歯ブラシで念入りに洗っています。そして、水洗いです。
表面の仕上がりが、多少なりとも向上していると良いのですが…………。
そして、2度目のサーフェイサーを吹いてみます。
前回同様、換気に留意して作業はバスルームで行っています。
そして1晩時間を置き、今度は上甲板を中心に吹いてみます。
これでまた、半日ぐらいかけて乾燥させておきます。
……やはりまだまだ穴が見つかったりしています。しかし、だいぶ表面の具合は良くなってきたようです。
あともう一息といったところでしょうか。
いつもより時間を頂いた割に、写真点数は少な目と言う内容となりました。
前述の通り、ひたすら1000番と1200番の耐水ペーパーを消費しておりました。
決して錨を下ろして休んでいたのではありません(^O^)。……しかし、以前何度か書いたように、完成が迫ってきた際に、妙に焦って仕上げを荒くしたくない、という気持ちは強く持っています。
 
さて、たびたび恐縮ですが、この後、「まほろばへ至る海路」の更新作業へ入ります (27日アップ予定) そのため、次回の更新までまた猶予を頂きたいと思います。
次回、第29話は9月2日 (日) 頃更新予定です。