「やまとは くにの まほろば」 ТОPへ戻る

1000年待った瞬間がこれか……
君の無念は忘れんぞ、古代!!
佐渡酒造 -第3話より
先週に引き続き、ひたすら1000番と1200番の耐水ペーパーがけにしばらく明け暮れていました。
さて、新宿伊勢丹の「大松本零士展」に行ってきました。今回の内容はそのことに影響を受けています……。
艦隊表面、ポリパテで増設した部分の具合は、以前に比べるとかなり改善されてきています。あともうひと踏ん張りといったところです。
瞬間接着剤での穴埋め処理を多用していましたが、このあたりで通常のプラパテに切り替えました。目立ったところ十数カ所に処理を施しています。
武装の製作・配置はもう何週か後のことになる見込みですが、上甲板の砲塔の設置に関して、若干進めてみます。
後部の2基の主砲塔は、まだ甲板が確立していませんから無理として、まずは2基の副砲塔の設置の下準備です。
以前、砲塔土台部分の隆起部分をカットし、完全に埋めたてておきましたが……。
土台はプラ製のマテリアルパーツを使用。
ちょうど直径が合いそうなサイズをチョイスしました。そして、まずポリキャップの埋めこみです。先にピンバイスで中央に開口しておき、瞬間接着剤で接着しています。今までと同様に、ポリキャップはアリイのマクロスシリーズのものを流用。ゼリー状の瞬間接着剤で隙間をまんべんなく埋め、一昼夜時間を置きます。
その間は、またひたすらに表面処理です。
とにかくしつこく手をかけています。「まほろば」で増設したバルジもポリパテを使用していましたが、すでに表面の状態のレベルは、それよりもかなり向上してきているようです。
艦首の最先端部分……ここは、かなり狭い場所のため、表面処理に関しては二の足を踏んでいましたが、いよいよ手がけてみることにします。400番の耐水ペーパーがけから始め、いつもと同様にキメ細かいものに切り替えてペーパーがけしていきます。
………………やってしまいました(><;
ちょっと肩に力が入り過ぎていたのでしょうか……艦尾付近をペーパーがけの最中にメインノズルが脱落しました。
しばし茫然自失の状態に……。
まぁ、悔やんでも詮無いことですね。しかし、見た目上、ノズルと艦隊の境界線をずらしていたので、当然のことながら、ノズルのやや前方で分断されたようになっています。この部分の表面処理は事実上仕切りなおしとならざるを得ません。
瞬間接着剤で再固定です。
しかし……見るも無残に切断されています。
念の為、このまま1日時間を置いています。
副砲塔の土台製作へ戻ります。
ポリキャップのほうが厚みがあり、余剰部分をカットしましたが、全体として厚みがあり過ぎるようです。強引に薄くしてやります。ペーパーの表面がだいぶはげてきました……しかし流石台所用品です。すでに1年以上の使用に耐えています。 (まほろば建造計画 第2話 参照)
しかし、これではあまりに薄過ぎて、副砲塔に取り付ける「軸」の長さがまるで確保出来そうもありません。
そこで、「艦体を貫通して設置」させます。土台の取りつけ予定位置に1.5ミリ径の穴を開けておきます。これで、副砲塔の軸を長めに製作してもセッティングに支障はなくなります。
そして、艦体に設置します。実際に副砲塔と設置してみないと判断は出来ませんが、高さはこの程度で適当かと思います。
前部の副砲塔は前檣楼の懐に収まるようなことになりますから、やや不安は残ります。
さて、新宿伊勢丹の「大松本零士展」での感想をここで述べている訳にもいきませんが、50〜60センチサイズの「グレートヤマト」が展示されていました
製品版ではありませんので、表面処理等が多少粗かったようですが、非常に良く出来ていたと思います。しばらくその場を動くことが出来ませんでした。コミックでは大半がモノクロページのため、今までいろいろ判別つきかねていたディテールなどもあった訳ですが、今回、そのモデルを観察したことを活かしたいと思います。
艦全体形の (特にバルジを中心とした肉付けなどの) ボリュームなど、自分なりのアレンジは変更するつもりありませんが、大いに参考になりました。
 
パルスレーザー群から、前方へ伸びているブロックですが、まぁ以前からどうもパッとしない出来だという気持ちがぬぐえませんでした。
やはりこの部分はまだまだ張り出し過ぎているようです。
角度をもう少しつけるようにして、削ってみました。
右のような具合です。いくぶんマシになったとは思います。
この部分の形状は、まだしばらく落ちつかないことになるかも知れません。この部分から、バルジへ至るスロープなど、ちょっとダレた感じのラインになっていますから、コミックのようにちょっと角度をつけてメリハリを利かせたほうが良いのか……とこれも思案中です。
……ここは大きな変更点となります。
ノズルから艦体に繋がるラインは全て「円錐形状」として処理していたのですが、上甲板のみ、艦体部分になるとすぐに鋭角にカットしたほうが正確なようです。以前後方からのカットで「?」と疑いを持ったことはありましたが、前述のようにモノクロの絵のみでは今ひとつ確信を得ることが出来ないでいました……。
しかし、どうも間違いないようです。メインノズルから艦体部分の境界線を境として、平面になるように削り込みました。
しかし、そんなに強引に平面に修正すれば、この部分におかしな角度がついたり……何か問題が発生しそうなものですが……。
側面からの写真です。
後部副砲塔直下から、ほぼすんなり平面を維持しています。もともと、今回カットして平面にした部分に「曲面」を持たせていたときにやや無理があったのです(^^;;これですっきりしました。しかし、平面にした部分の断面の形状が左右シンメトリーでなかったりと、多少の調整ポイントはまだ残っています。
さて、しばらく中途半端な更新日程に終始していましたが、なんとか毎週更新に戻したいと考えています。
次回、第30話は9月9日(日)頃更新予定です。