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ほかの人たちも……
全員……ヤマトへ還って来れればいいのにね……
全員……揃えば……
森雪 -第10話より
さて、今週はバルバスバウ-球状艦首の形状修正を中心に進めていきます。
上の写真の左側、艦首部分、バルバスバウとのバランスは、側面図 (総集編のピンナップ) と比べて違和感はないのですが、どうも個人的に好きになれません。他の角度から見たときに、どうもバルバスバウが「引っ込み過ぎ」ているように思うのです。
右の写真のように、もうすこしバルバスバウを前方に突き出したほうが、印象が良くなるように感じたのです。
球状艦首の先端部分をレザーソーで切断しました。
単純に、ポリパテ等で盛り付けていっても良いのでしょうが、また、きちんとした形状をおこすのが困難になるとの判断です。出来るだけ余剰パーツを有効に活用したいと思います。なにしろ、キットを3つも確保してあるのですから……。
余剰パーツから、球状部分を大きめに確保して切断します。
切断はかなり大雑把に処理しています。
接合面のクリアランスを取るために、また、かなりペーパーがけ等の処理を施しますから、カッティングラインも斜めになっています。ただ、短くなり過ぎると何にもなりませんから、その点だけは留意しました。
先端を切り落とした艦体部分、接続する艦首部分ともに、粗いペーパーをかけ、接合面を調整しました。
今にして思えば、この艦首下部に盛り付けたポリパテがじゃまで仕方ありません(苦笑)。
相変わらず、その場の気分でよけいな処理をし、かえって工程に無駄を生じさせております。
この時点でも、まだ最終的な延長のサイズを決定してはいません。何度か位置を合わせ、適度に削りこみ、また位置合わせ……気に入るまで続けます。

最終的な結論を出し、バルバスバウ部分を接着した状態の写真です。
それに合わせて、盛り付けておいたポリパテも、極力ラインを揃えつつ削り込んでみました。
この部分、バルバスバウの下部のアウトラインは、結果的にはプレイステーション・バージョンに近いものになりました。
ありがちな斜め前方からの俯瞰。
これは仮組状態です。まだ上部と赤パーツは接着していません。
かなりバルバスバウ部分が前方に突出し、艦首上部のボリュームに対して、負けないものになりつつあるのではないか、と思うのですが……。
しかし、ここまで処理を施しても、やはり艦首上部のボリュームはヘヴィです。「波除れ板」部分を小型化してバランスを取るのも方法なのですが、個人的な好みからすると、やはり、ここはそのまま活かして、バルバスバウのボリュームアップにより、トップヘヴィを相殺してみたいのです。
そのバルバスバウのボリュームアップですが、ポリパテとエポキシパテを併用してみます。
とりあえず、エポキシパテを大雑把に盛り付け、硬化を待ちます。
しばらく放置しておいた、主砲付近の埋め立てした上甲板です。
最終的にポリパテ盛り、削り込みを4回ぐらい繰り返したでしょうか。
最後は400、1000、1200、2000番の順に耐水ペーパーをかけて、暫定的には仕上がっています。むろん、後でサフを吹いてみないことには表面の具合は非常に怪しいと思います。
ちょっと手持ち無沙汰になってきました。中央艦体に移ります。
「大気圏内用安定翼」を接着するためのスリットです。
これも「ヤマトキット」では定番の装備なのですが……大きな声では言えませんが、私は子供の頃から、このヤマトの「大気圏内用安定翼」が本当ーーーーーに、大嫌いでした。
このスリットは埋めてしまいます。
コミックを何度も見なおしてみましたが、グレートヤマトはまったく翼を出していません。
この「大気圏内用安定翼」というシステムは廃止されているのでしょう、きっと。
ちょっと嬉しいです。
内側・外側の両側にエポキシパテを盛り付けて、埋め立ててしまいます。
これでまた、約1日乾燥させます。
完全硬化した後、デザインナイフで余剰部分をカット、400、600番の耐水ペーパーがけで、表面を整えます。
スリットを埋め立てても、最終的には喫水線のラインを掘り込む可能性も大ですね……まぁ、スケールからすると「塗装で表現」のほうが上等かも知れないですが。
約24時間経過の後、デザインナイフで形状を修正し、400番の耐水ペーパーでバルバスバウ部分を仕上げます。
もちろん、まだ「第一段階」といったところなのです。
そして、ちょっとせっかちですが、上部と接着してしまいます。

……個人的にはまずまず気に入っているのですが、この艦首の形状に関しては、「賛否両論」ありそうですね。
いや……「賛」はあまりないかも(苦笑)。しかし、こういうボリュームのつきかたが大好きなので、どうか大目に見て頂きたいと思います。
右の写真と、コミックの第11話「スターシア」の扉ページのヤマトと比べてみてください……そんなに悪くもないと思うのですが……
さて、次回第4話は2月18日(日)ごろまでに更新予定です。