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同じ地球人が「ヤマト」を撃つ…
…これはそういう時代の物語なのだ……
-第10話より
遊星ラーメタルの接近から2年が経過しました!(*^_^*)

冗談はさておき、いよいよ大台 (?) に乗りました(-_-;)……しかし、「カウントダウン宣言」までは、まだしばらくかかりそうです。
先週に引き続き、後部を中心に作業を進めていきます。
先週、平面に慣らした後部は、完全にポリパテ剥き出しの表面に戻ってしまいました。
やはり、アラがかなり目立つため、表面処理を再度手がけるはめになりました。大穴が開いている場所には、通常のプラパテで対処しています。
次第に気になってきた部分も調整してみます。
主砲側面の……ちょうど上甲板から側面へ切り替わる部分のエッジがとても甘く、すっきりしません。
原作では、この部分は2段階で角度をつけて、側面へとラインが繋がっている部分なのですが……。彫刻刀でエッジ部分がシャープになるように削ります。
……もともと、上甲板部分そのものが、やや波打っていたということもあり、確実に「まし」にはなったようです。
中央部分の、ポリパテとプラバンで埋めたてた部分と、違和感が生じないような表面処理が必須となってくる訳なんですが……さて、そこまで徹底出来るかどうか……。
「第3艦橋」です。
以前、下面部分前方向きのパルスレーザーが脱落していましたが。ものが小さ過ぎて発見出来ませんでした。やむを得ず、新規パーツで再度取りつけています。
こういうことをしているから、後々困った問題が浮上してくるのですが……。
翼のパーツは、厚みが気になるところです。
まずは、デザインナイフの刃を立てて、エッジ部分を重点的に肉を落としてやります。全体に薄くしてしまえば、強度などが気掛かりなのですが、エッジを薄くすることにより、視覚上はかなり薄く見せることが出来るはずです……これはあらゆるジャンルの模型に共通な基礎的な方法論のはずですから。
今度は上面部分です。やはり前方向きに「涙滴状フェアリング」がふたつセットされています。
適当なパーツがチョイス出来ず、結局オーバースケール気味になるのを覚悟の上で、プラマテリアルのパーツを接着しています。ノズル状の凹みがあるので、プラパテと瞬間接着剤で埋めて処理します。
全体に400、600番の耐水ペーパーをかけている最中の写真です。
翼に関しては、まだ削り込みが足りないようです。しかし、加減がわからないので、とりあえずここで一度サフを吹いてみるつもりでいます。第3艦橋に関しては、これで基本的なパーツは全ておさえました。あとは下部にアンテナが設置されますが、今の段階ではもちろんそのようなものは危なくてセット出来ないですから(^O^)
第3艦橋で使用したものが、右側の大きなフェアリングです。
今度は左側 (三つ並んでいるもの) のパーツを加工します。ノズル状の凹みにゼリー状瞬間接着剤を落として乾燥させます。これを合計四つ用意しておきます。

そしてセットする場所はここです。
もともとキットではかなり控えめな凸表現になっていましたが、このくらいの張り出しがあっても不自然ではない思っています。あまり目立たないような印象もありますが、「ヤマト」には不可欠なアクセントです。この部分は。
位置決めが難しいため、接着は通常の接着剤で行いました。
そして、一昼夜時間を置き、埋めたノズル部分も含めて耐水ペーパーで表面を調整します。かなり狭い部分なので、なかなか上手くいきません。この場所の具合も、もう一度サフを吹いた後で、再度確認が必要です。
第3艦橋にサーフェイサーを吹いてみます。
上面・下面ともに処理して、やはり1日ほどこのまま置いておきます。
さて……ここで問題発生です。
当初、キットを3個購入していたということもあり、気前よくパーツを使用してきましたが、小さいパルスレーザーの砲塔基部が、どうも数が足らなくなってきてしまいました。
そこで、いよいよ「型想い」のデビューとなります。
プラキャストの手持ちがないため、まずはエポキシパテで試してみます。
まず、熱湯で「型想い」を煮ます……料理番組のようですが(^^;……柔らかくなったところで、パーツを押し付けて型取りし、時間が経過して「型想い」が冷えたら、基本パーツを取り外します。
そして、その型にエポキシパテを詰めて、複製を作ります。
しかし…………見事なほどの失敗作となってしまいました。「型想い」で型取りするには不向きなパーツだったのでしょうか、プラキャストを使用しなかったこともかなり原因のようですが……やや途方に暮れたので、この問題は今週は放置してしまいます。
サーフェイサーが完全に乾燥した、第3艦橋です。やはり大きなキズがありました。そのほかにも、表面処理が甘いなど、いくつかチェック項目がありますから、こちらは再度調整が必要です。
いよいよ、後部上甲板を手がけていきます。
まず、コミックと睨めっこしつつ、更に建造途中のキットの現物を計測しつつ、簡単な図面を描いています。これは本当にラフなものです。
それをそのまま切り抜き、1.2ミリプラバンにセロテープで仮り止めし、そのままPカッターでアウトラインをけがいて切り出します。
これで図面のほうはお役御免となります。
実際に後部に設置してみて、バランスの悪い部分や、極端に出っ張っている部分などを削り、形状を整えていきます。
この「グレートヤマト」はかなりバルジ表現を大きくしていますから、その分、後方向への「絞り」が極端になっているように見えると思います……これはどうしても仕方がないのです。
後部上甲板の形状がほぼ確定したところで、外の部分で手が出せずにいたところを進めることが出来ます。
カタパルト基部の張り出しを設置。これは「大和」の測距儀のパーツを加工したものです。セッティングポイントの相性がやや悪いので、ゼリー状瞬間接着剤で強引に固定します。
 
上甲板との相性はまあまあのようです。 (上の写真)
さて、後部の上甲板が乗ったことで、どうにか全体の形状はまとまって見えるようになってきました。むろん、まだまだこれから先もいろいろあると覚悟はしています。
次回は今回の内容から引き続いた作業になる予定です。……これでなんとか「2001年内の完成」は、もう公言してもいいかな……という気はしております(^.^)V
次回、第31話は9月16日(日)頃更新予定です。