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豊かさに、過去の苦難を…
先人の苦闘を忘れ去っている
「雪風」艦長 -第1話より
どうにか基本的なパネルラインの彫り込みが終了し、その先を考えていくことになる訳ですが、いよいよ作業そのものはスローペースに見えてくるのかも知れません(*^_^*)しかし、作業時間としては別に減ってはいないのですが、かなり慎重になってきました……。
前部の上甲板に関して、少し処理を……舷側のタテ方向のパネルラインを延長し、そのまま主砲塔脇までスジボリを彫り込みました。
そして、艦首近くのドーム状の張り出し (ハイドロコスモジェン砲のことを思い出します…) から、キットの凸モールドをガイド代わりにV字形にラインを彫ります。ここで囲まれた領域が「木甲板」となります。もっとも、「CG画」においては、写真で黄色い部分にもそれが伸びているのですが…もはや今となっては私の処理の仕方は「間違っていた」ということになるのでしょうが、これに関しては修正するつもりはないのです。
さて、「木甲板」の表現に関しての処理はもう少し後の処理になりそうです。
「艦載機発進口」の両脇に、「防弾板」(……これはとりあえずこう呼びますが、何と呼ぶべきでしょうか) を接着します。これはキットのパーツをそのまま使用しました。
パルスレーザーの複製に失敗して以来、あれこれ考えていました。が、とりあえずあるものを極力利用することで対処してみます。切断して廃棄寸前のまま保管していたパーツが多少残っていました。そこから、パルスレーザー砲の部分のみ切り出してみます。
……直径3ミリに満たないようなパーツの切り出しには、とてつもない時間が……目がチカチカしてきます。
2基ずつ、中央構造物近辺の四隅に配置します。
接着には瞬間接着剤を使用し、かなり強力に固定したつもりです。ただ、いかんせん強引に切り出したものなので、まだパーツの仕上がりが、いまひとつといったところです……もうしばらくは調整作業が続きそう……。
艦首最先端に「波除け板」を設置します。エバーグリーンのプラ材を使用。
これで、艦首先端・上甲板の追加工作はあと、1工程のみです。
今度は後部にいきます。補助エンジンナセルの狭間に、大きな装甲板が設置されています。旧ヤマトではなかったものです、場所柄から「舵」っぽい印象を持ちますが……これは1.2ミリプラバンを切り出して用意したてみました。さらに、松本メカ特有のアンテナが1本追加されるべきなのですが、それはもう少し後の処理となります。
そして、補助エンジンナセルの狭間に接着します。もちろん、接着面は微妙なカーブを描いていましたから、プラバンのほうには多少の削り処理は施しています、ほぼフィットしたようです。
作業があちこちに拡散しているようですが、ぼちぼちサフ吹きの回数を抑えようかという考えもあり、艦体製作もまとめに入りつつあります。
気になるパルスレーザー近辺に耐水ペーパーをしつこくかけています。
しかし……まだまだのようです。サフを吹いてみたあと、まだ調整を続けることになるでしょう。
舷側の「大展望室」なのですが、ペーパーがけなどをあまりに繰り返してしまったので、かなりカドが落ちてしまっています。当然中央部分は平面にしなければなりません。
そこで、「窓」が位置する部分を彫刻刀で削り、ならしてある程度平面になるようにしていきます。
写真のような具合です。
さて……「窓」をどうするかという大問題があります。ここはずっと「最後に塗装で表現すればいいか……」と考えていたのですが、なにやらひどい「手抜き」なような気が……しかし、この平面に戻した部分の幅は2ミリを割っています、モールドを彫るのはまず不可能です……さて?
彫るのが不可能なら、窓枠を造ってやり、段差で窓を表現するしかないようです。
やはりここもエバーグリーンのプラ材を使用しています。接着面のカーブにプラ材をなじませながら、瞬間接着剤で少しずつ固定していきます。これを合計4回繰り返す訳です(><;
右のような具合です。
これで多少は格好がついてくるでしょうか……。
ここで念の為丸1日乾燥時間を置きます。
そして、上下2本の間に2箇所ずつプラ材を埋めこみ、窓枠はなんとか完成です。
この間に埋め込んだプラ材の長さは2ミリ……デザインナイフの先端で持ち運びして接着しているのですが、何度も紛失してしまいました。
ここで、瞬間接着剤で隙間などを埋める処理も行っておきます。最終的にはパテの出番ということになりそうですが……。
パテの削り粉やらなにやらで、またずいぶんと汚れてきています。
またしても水洗いです。
今度は完全に「潜水」させて、歯ブラシでゴシゴシ洗っています。
いよいよ「艤装」の段階に突入です。
しかし、まだいろいろと問題に直面しそうな気もしますし……どうなるものやら。
「999」のウェブ上で、秋をメドに「新ヤマト」連載再開の動きが出てきたようです……また、11月頃には「アルカディア」関連のキットがバンダイより再版されるとの情報もあり、なにかと希望が持てそうな秋になりそうです。
おそらく、当サイトのコンテンツ「不滅の紋章」は、キット再版のあおりを受けて、方向性が変わることになると思われます……まぁこれはうれしい誤算です。
次回、第33話は9月29日(土)頃更新予定です。……が、やや危険な面もあります。更新延期の際は出来るだけ早めにトップページに情報開示致します。