「やまとは くにの まほろば」 ТОPへ戻る

それぞれのドラマが立ちあがった。
「ヤマト」は再び旗を掲げたのだ!!
 -第2話より
さて、どうも更新作業の継続が危なっかしくなっている昨今です。
今週も殆ど作業が出来ず、内容は先週アップするはずだったものをまとめたものとなっています。
単品でこの段階まで完成した「主砲方室」です。
表面の具合を見たいということもあり、このあたりでサーフェイサーを吹いてみます。
やはりかなり「アラ」はありました。気になる部分をペーパーがけ処理し、2000番の耐水ペーパーで磨いておきます。
これを「原型」として、いよいよ「量産体制」づくりの段階に入っていきます。
「油粘土」というものを買うのは20年ぶりか……もっとたちますか、とにかく小学校の時以来です。
当初は別の粘土を用意していたのですが、やはり型取りの作業となると、昔ながらのこちらのほうが都合が良いかと考えました。
専用ブロックで型の枠組みを作り、中に油粘土を詰めて、さらにパーツをセットします。ランナー2本はもちろん、キャストを流し込むための通路を確保するためのもの。
どの程度パーツを埋めこむか……つまりここが「パーティングライン」にもなる訳ですから、あまり強引な型分割にならないように気をつけます……。
そして、ブロックを積み上げて、「壁」を作っていきます。
高さの塩梅も良くわからないのですが、とりあえず2センチ程度の厚みは確保できるようにしてみました。
いよいよシリコンゴムの用意を始めます。
シリコンに硬化剤を混ぜてかくはんです。なんともいい色合いですが、臭いは記憶していたよりは軽く、ほとんど気になりませんでした。
……「豆腐」ではありません。
型に流し込んで、乾燥させます。乾燥時間は比較的短いのですが、私の作業の都合上、「流し込んだら寝る」というような流れになってしまいますから、結果的には1日置くことになりました。
ブロック枠を分解し、シリコントと油粘土を取り出します。
まあまあ上手くいったようです。これで油粘土は御役御免となり、残り半身のシリコン型作成に移ります。
再度ブロックで枠組みを用意し、シリコンをセットします。
そして、表面に離型剤を筆塗りしておきます。
原型のパーツには塗らないようにするのがセオリーらしいのですが、そうそう上手くはいかなかったです。
そして、周囲の壁の枠をまたブロックで作ってやり、シリコンを流し込みます。このあたりは、多少写真をはしょっています。
そしてシリコン硬化後、またブロック枠を分解して取り出しました。
なんとかそれなりに「型」らしく出来たようです。ちょっと離型剤の筆塗りが手ぬるかったようで、型を剥がすのに難儀しましたが……まあ、こんなものですかね。
さて、早速「量産」を開始してみます。なにぶん、「8個」ということは8回作業を反復するので、なかなか面倒かもしれません。また、量産品の品質のことを考えれば、何個か型を試作してみて……ということも方法としてはまっとうなのでしょうが……性格的にそれはじれったくて絶えられないので、このまま突き進みます。
プラキャストを混合、かくはんして型に流し込みます。「硬化後」の色は白色のキャストを用意したので、硬化前はほとんど無色透明です。
流し込んでから一昼夜おき、型を剥がしてみます。
おぉ、なんとか上手くいったようです(ちょっと感動)。

……気泡が発生していたり、と多少は問題があるようですが、1個1個丁寧に調整してやれば、この量産品でなんとか使えそうです。
色がシロなので、写真ではちょっと解かりにくいですね……来週はサフ吹きや下地処理なども進める予定ですから、もう少し見やすい色合いになると思われます。しかし……その前にあと7個量産しなければならないというのがキツいです……どちらかというと。
別に寝こんでいるのではないのですが、いろいろ体調不良が重なり「明日が見えない」ような調子です。なんとか更新は継続していきたいのですが、また落とすことになってしまうかも知れません。長い目で見て頂けると嬉しいです。

次回、第39話は12月2日(日)頃更新予定です。