父がよくCGで描いて見せてくれていた
ヤマトの戦闘艦橋だ!!
 -古代進 第5話より
艦体の基本塗装はなんとか終了したものの、頭を冷やしてみれば、いろいろ問題も多そうな仕上がりです(* ̄∇ ̄*)。
製作工程様々ある中で、この塗装というやつは常に最終のツメとも言える工程です。10年以上かかってもロクに完成させられないキツトをウン十個も抱えているような私ですから、当然キャリア不足です……しかし、それなりになんとかしなければなりません……。
アクリル溶剤で拭き取り作業。
吃水線下の「緋色」はラッカー系なので、それに関しては留意の必要もありませんが、艦体上部に関しては神経をかなり遣いました。
かなりしつこく筆を走らせたためでしょうか、塗料の皮膜がかなり厚くなっています。
完全乾燥までは時間が必要です。
ある程度のところで、一度作業を打ちきります。全体として、妙にテカっていますが、気にしないで下さい(・-・*)♪
最終的にはフラットに仕上げる方針です。
しばらく本棚の空きスペースに安置し、塗料の完全乾燥を待ちます。
背後に数少ない完成品が……みな15歳以上(?)になりますか……いずれ別の機会にでも紹介してみますか。
さて、いよいよ最後の関門です。
檣楼……艦橋と表現したほうが、語彙になじみはありますが……。最大のポイントは、「第1艦橋の窓の数」です。
たしか先月の「アニメージュ」誌上で、大きなサイズのグラデーション画が掲載されていたので、今回かなり助かりました。
第2艦橋の窓、6枚というのは、そのままでいけますが、問題は第1艦橋のこれです……果たしてどうしたものか……。
まず確実に言えるのは、現在の幅のままで加工するというのは、私の技術ではどうにも敷居が高すぎるということですm(_ _)m。
デザイン上、狂わないように留意して、幅だけは広げてやる必要があります。
7枚の窓を表現してやるのは、いずれにせよ荷が重いのに変わりはありません。
キットパーツの元状態ですらこういう具合ですから……とにかく小さ過ぎるのです。
何らかの加工を行うか、塗装で表現してやるか、そのどちらかだとは思いますが、この時点では全くの白紙でした。
第1艦橋部分をカットし、幅を広げるためにプラバンをかまして接着、約1.2ミリ広げました。
見た目の印象として、第2艦橋よりほんの少しは小さく見えるので、これがギリギリのところです。
さらに、窓部分、キットのパーツの加工はやめ、新規におこしてみます。
プラバンの積層で処理。この後、「>」形に形状修正です。
煙突の斜面部分、檣楼の側面などの凸モールドをカットし、耐水ペーパーで平面にならし、あらためてプラ製マテリアルでモールド表現してみます。檣楼の側面の盛り上がりは、やはり機銃の砲台なのですが、さすがに銃身の表現は辛いところです。この土台でも直径は1.5ミリ程度ですから、ピンバイスで穴でも穿こうものなら、グシャグシャになるのかもしれません。あまり細部に目をやりすぎて、オーバースケールのゴテゴテしたものを作るよりは、縮尺のことを考えて省略してみるのも方法かと思います。あとは、自分の技量と相談というのもありますが……。
自分の技量と相談……チャレンジはしたものの頓挫したのがこの「窓の表現」です。エヴァーグリーンの細プラ材などで窓枠の表現を、と考えたのでずか、幅7ミリの部分に、7枚の窓と8本の窓枠というのは、私のレベルでは無理でした。
諦めて、もう一度ペーパーがけして表面を整えます。塗装で表現する方法へシフトしてみるつもりで…………。
……ふと、目についたのがファインモールド製のエッチングメッシュです。
本来は「比叡」の窓枠のために購入しておいたものなのですが、これならなんとかなりそうです。
しかし、完全に1ミリの正方形のメッシュですから、横2本ずつ、計14本カットしなければなりません……これには目をやられました。この日はここで作業終了。
写真がハレーションをおことしてい見づらいですが、偶然にも幅がびったりです(*^^)v。瞬間接着剤で接着し、下の部分も折り曲げてやります。そして、エッチングとプラの接合部分を中心に、瞬間接着剤をパテがわりに充填したり、塗ったりしておきます。
檣楼の上部に付く翼です。
分厚いので多少薄く削り、前縁などもデザインナイフでエッジをシャープにしています。そして、先端部分はやはりダレた具合ですから、過去と同様に、1/700の艦載機のドロツプタンクを接着し、接合面の処理を施しますここも接合面が1ミリ四方程度ですから、2、3度力加減がまずくて、剥がしてしまいました。
檣楼側面の機銃はキットパーツをそのまま使用しています。こんな場所に機銃があったのですね……露出度の高い艦橋近辺のわりに、なにやら印象が薄い場所です。映るときは「弾着シーン」が多かったせいでしょうか?(゜∇^*) ♪。
そして背面の展望室……ここはメジャーな場所、「パパとママの青春の……」という名言の生まれた場所です。クリアーパーツで再現も可能でしたが、ここだけクリアーというのも妙ですから、塗装表現ということにします。プラマテリアルを半分にカットして接着・整形。

よくある角度からのカットです。しかし、まだまだ加工が必要のようです。窓枠のエッチングも、カットした部分がまだ小汚いのでなんとかしなければ……こうなると第2艦橋の窓ももう少し手を入れてやる必要もありそうです(w_−; 。
レーダー部分と艦長室はまだ仮乗せしてみただけですが、背面・艦長室の下に少し手を入れています。
中央部のブロックをぎりぎりのところでカットし、半分に切断したプラマテリアルの円形パーツを大小ふたつ重ねて接着します。
このあたりの形状は、前述の「アニメージュ」を参考に、完全とはいかずとも、多少なりともそれらしく見えるように手を加えてみました。
さて、来週はいよいよレーダー部分の製作です。また無謀な挑戦をしてみようかと考えています。
失敗したときは、このパーツに多少手を入れたものを使います(。>0<。)。
結果はともかくとして、まずは挑んでみましょう(○ ̄ 〜  ̄○;)。
今回かなり述べていますが、機銃部分などの表現で、あえてオミットしたものがいくつもあります。スケールを考えて、あえて7割程度の表現に抑えてあるような具合ですが、むろん技術に自信があれば、やってみるのもひとつの手です。
あとは全体とのバランスもあります。正直、「この部分の機銃の銃身までどうにかするのなら、他にも手を尽くさなければならない箇所が山とあるだろう……」というのが本音です。艦橋の窓枠とは重要度が違うと思うのです。
あとは、製作者の性格の問題ですね (/ θ ̄)。
さて、「全50話発言」をしたものの、やや不安にもなってきました。あと2回ではちょっとキツイかも知れません。また、体調にやや難があるので……まぁ、ここまで来たならあとは先が知れています。完成が一月も遅れるようなことにはならないと思っています。なんとか集中力だけは絶やさずにフィニッシュに持っていきたいところです。

次回、第49話「電探」は3月24日(日)頃更新予定です…… 。





















起工より435日経過……あと13日