私はヤマトに残ります。命尽きる時まで……
 -羽黒妖 第16話より
……最後の最後でだらけてしまい、大変お待たせしてしまいました。どうにか無事に更新がなりました。/(+_+;)\
いよいよ最終的な組み上げの作業が中心となってきます。レーダー部にメタルプライマーを塗り、更に艦体色で塗装します。
塗装も並行して進めます。下部の主砲は「緋色」だとずいぶん印象が変わるようですね。「防水布」部分をグレーで塗装しておきます。
後部メインエンジンノズルをガンメタルで塗装。テイルコーンも同色で塗り、ノズルのセンターに取りつけます。
ここで、ちょっと汚します。
フラットブラックとレッドブラウンの混合色を塗りたくりました。
艦全体にも塗りたくります。スケールを考慮すれば、あまり乱暴な汚し塗装は異論もありましょうが……どんなスケールであれ、私は昔っからこういう汚し方をしてしまいます。
……もう少し大人にならなければ( ̄ヘ ̄;)。
そして、これまた乱暴に拭き取ります。
極めて「ラフ」に処理しています。しかし、この写真はまだ途中の段階です。これはちょっと酷過ぎますね。
いよいよ補助エンジンノズルも取りつけました。
この艦尾部分は、当初からの大きなテーマでもあり、それなりに手を掛けたこともあって、形になってくれてほっとしています。
しかし、そんなこともつかの間……この後、汚しを拭き取りの最中に、安定翼を根元から脱落させたりと、冷や汗もののアクシデントが続出……何日か、((( ̄へ ̄井) ふてって作業が停滞しました。
手付かずのパーツはいよいよ数点です。
カタパルトに関しては、「新規でやってみようか……」とも考えましたが、結局キットパーツを尊重しました。
土台にはプラマテリアルを使用しています。
「窓部分」は、クロームシルバーを塗り、その上からクリアーイエローにクリアーオレンジを少量混ぜたものを塗っています。そして、「枠」部分は艦体色をタッチアップで処理していますが、やはり第1艦橋のエッチングパーツは細過ぎて難儀でした(Tへヽ)
側面の展望室の窓も同様の処理。上下の窓は艦体色のままとしています。つまりシャッターが降りている状態ですね。
そして、ディテールとしては良く解らないのですが、下部のフェアリング部分もイラストと同様に配色しておきます。これが、窓とは思えませんが、色は同系統に見えますし……( ̄ヘ ̄;)。
マスト上の水平翼も多少削って薄くたものの、キットバーツを全面的に使っています。
煙突トップの赤パーツもこのあたりで接着しています。
上面配置の主砲も、「防水布」をグレーで着色し、上記と同様の汚し処理を施しています。
いよいよです。ここでフラットクリアーを吹いてしまいます。他、檣楼など個別の塗装が完了したものは次々にフラットクリアー吹きへ進みます。
艦体にもフラットクリアーを4吹きつけ、以前用意しておいたディスプレイ台に固定します。
ちなみに接着はしていません。真鍮線の1本はほとんど貫通するほど深く差しこんでいるので、接着の必要がないのです。
全8基、24門の主砲を配置!!
更に3基の副砲塔もセッティングします。そして、着色が終わったカタパルトも後部上甲板に接着しています。
そして……上下それぞれの艦橋を接着……。

西暦2002年4月21日未明……起工から470日が経過( p_q)……
1/1751スケール・グレートヤマトの竣工です。(* ̄0 ̄)/ !

ちなみに「1/1751スケール」というのは「全長525.3メートル」という資料を基準としています。かつて、掲示板で「全長問題」に関していろいろ話が出ましたが、以前にhideboさんから教えて頂いたサイトの情報をもとにして出した数値です。モデル全長は30センチ。
ここで、基パーツとなったヤマトの艦体と並べてみました。前後からの写真を2枚。3隻分のパーツを用意し、長さ、幅ともにボュームアップしているのが解っていただけるでしょうか。
パーツの残っているものを見ますと、おそらく、あと一隻は製作出来そうな具合です。旧ヤマトを組んでみるというのもひとつの手ですが……その方向はなくなると思います。もうひとつ、使い道があるからです。
では、ここでいくつか写真を御覧下さい。まずは側面上方から……完成してから、上甲板の檣楼と下部第3艦橋が一直線で結ばれていないことに気がつきましたΣ(T▽T;) 。やはり、それなりの図面も必要だったようです。いかに、いきあたりばったりで製作していったかの現れだと痛感していますが、まぐれとはいえそれなりにバランスは取れているようなので一安心です。
アニメーション的ないわゆる「強制パース」をつけた写真です。あとで、後方からのパースもありますが、こういう写真が撮りたくて、モデルを作っているようなものでした。
檣楼部分の精度に関してはいまひとつ……まだ力不足でした。エツチングパーツの応用の方法など含めて、今後の課題のひとつですね。
後方からの「強制パース」……やはりこういう角度からが一番好きです。
当初、極端すぎるきらいもあった1/700からのパーツの移植も、完成してみればそこそこのバランスのようです。
「主砲を展開………」実は、前述のように「図面ナシ」のため、主砲の回転にはいろいろ制限があります(; ^ ー^) 。

物語の終わりに 2 〜謝辞、そして今後の展開〜

最終段階でもたつき、1ヶ月近くも更新が滞ってしまいましたm(_ _)m。

キリの良い「全50話」ということに、最後にこだわってしまったものですから、

上手くすればもう少しスムーズに更新できたかもしれません。


今回、最終回を迎えるにあたって、「まほろば建造計画」の最終回を見直してみました。

1年4ヶ月ほど前のことになりますが、「アクセスが1ヶ月で200ぐらいある」と喜んでおります。

現在はおかげさまで、1ヶ月で1200ぐらいは届いているようです。

今後への技術的課題を残したままの竣工となりましたが、

まだ、当サイトにとっては「2號艦」です。まだ、「夜明け前」です。

ひとまずの「旅の終わり」がやってきましたが、すぐにまた新しい旅が始まります。

しかし……「イスカンダルへの旅」より長くかかるとは思ってもいませんでしたo(´^`)o


1年4ヶ月に渡るお付き合い、誠にありがとうございました。

グレートヤマト建造計画 完