古代!!ひさしぶりだなぁ!!
先祖たちがここにいたら皆泣くぞ

元気そうでよかった。先祖とウリふたつだ。
島大介 -第10話より
さて、簡単な図面だけはもっともらしく描きましたが、これをどう立体に起こしていくか……今週はかなり難渋したと先に白状してしまいます。
まず、先週、エンジン部分の最後尾に取りつけた1/24の自動車のホイールは取り外しました。冷静に寸法を想定してみますと、ちょっと長くし過ぎたので……。
「総統閣下」から取り上げたパーツで構成された補助エンジンナセル。不要なスリットをプラパテで埋めたりと、多少の処理を施し、400番の耐水ペーパーをかけておきます。
エンジンノズル部分の装着はかなり後になりそうです。
問題となってくる、補助エンジンのマウントですが、いつものように手が動くにまかせたところ、なんとなくエンジン下にプラバンでプラットフォームを設置してしまいました。
これに接着してみたらどうだろうか? ……と。
左が設置した状態です。
2本のエンジンナセルの間隔はこれぐらいでちょうど良いのですが、取りつけ位置に根本的な問題があるようです。
……位置が下過ぎました……この写真では判り辛い部分ですが、側面から眺めると、補助エンジンナセルが、とんでもなく下に飛び出していて、ひどい見てくれに成り果てました。
当然、もっと装着位置を上げるためには、プラットフォームなどと称して貼りつけたプラバンが邪魔で仕方ありません(苦笑)。

……と、ここまで削り込んでみましたが、やはりエンジンナセルの「座り」が悪く、何度も何度も仮接着してみましたが、ぱっとしません。……ちょっとうんざりしてしまいました。
しばらく気を逸らしたいと思います。
上甲板付近に手をつけてみます。ウェーブ製のプラマテリアル (ダクト) を側面に接着。これは良く描かれている後方からの俯瞰では、(カラーでは) 内部からの光が漏れている開口部分です。
旧ヤマトでは上部艦載機発進口の延長線上に位置していますから、個人的には大型艦載機用の発着艦デッキの開口部ではないかと感じました。
あるいは……上面からの絵には、この部分の真上付近に、四角いラインが描かれています。そして、その後方にはカタパルトが……となると、エレベーターと連結している機構の一部とも想像できそうです。現代の航空母艦にも似たような形状が見られる訳ですが……。
さらに、これより艦首方向には、「旧ヤマト」のものと多少形状の違いがある、発進口のスリットがあるようです。形状を作りこんでいくには、もう少し基準点になるものがほしいので、思い切ってこの上面部分に1.2ミリプラバンを全面的に貼りこんでしまいます。
上のよう具合です。最終的に「発進口のスリット」部分で使用されるのは、せいぜい外側の5ミリ程度の部分なのですが、この上にさらにもう1枚甲板が乗り、主砲が2基配置されます。
ですから、これぐらいしっかりした土台は必要です。
後部側面部分も、波動エンジンが露出したままでは、いつまでたっても形状を作りこむ勇気がわいてきません。
ここも1.2ミリプラバンで、パテ盛りなどのガイドにするフレームを接着してみました。
真下から見るとこのような具合です。
一応、後部付近からメインエンジンノズルにいたるラインは、これにのっとった形で考えればいいのか……と、多少はこれが足がかりになってくれそうに思えてきました。
今回最後の「補助エンジンへの挑戦」。
側面と同様にフレームがわりのプラバンを接着し、そこに取りつけてみましたが……やはり納得のいくセッティングは出来ませんでした。口惜しいですが、今回は断念します。
となれば、全体の形状を先行して作っていく以外に道はありません。
下部を中心に、ポリパテをおおまかに盛り付けていきます。
ここの形状を八割がた確立した後、改めて補助エンジンナセルの取り付けにチャレンジしてみます。
一度、形状を描くつもりで削ってみました。
まだまだ先が長くかかりそうです。補助エンジンのことも含めて、やはり、ここが今回最大の難関となりそうです。
結果的に、今回はずいぶんと、ぱっとしない進行状況になってしまいました。
次回、第7話は3月11日(日)頃までにアップの予定です。