未来は若者が描き、若者が創造するのです。
だから、私たちはそこに行く!!

羽黒妖 -第3話より
どうも思い悩んでばかりで、「手が動かない」日々が続いていましたが、少し開き直ってやってみることにします。
さて、上甲板部分です。先週、副砲塔基部を削り、プラバンで底板を貼りましたが、さらにポリパテを詰めて整形しています。
裏側。主砲塔可動のために、ポリキャップを仕込みます。
ポリキャップはなんでも良いのですが、たまたま手近にあった、アリイのマクロスシリーズのものを流用しています。

主砲塔です。
副砲塔と同様にまだ結論を出していないものですが、なんとなく気分で仮組みしただけです。
砲身部分が、かなりバリなどがあり、整形に手間がかかりそうです。なにせ、24門ありますので……当初は全く考えていませんでしたが、「まほろば」と同様「金属化」に踏み切るべきなのかも知れません。
近いうちに結論を出します。
ポリキャップは仕込んだものの、上面部分にまだ穴を開けていません。
しかも、ポリキャップを設置したのは「2・3番」のみです。
1番砲塔の位置をきちんと決めないと……。
……とりあえず、2・3番砲塔が先です。ピンバイスで開口します。
そして、2・3番の穴の間隔を測り、1番砲塔の軸の位置を決定し、開口します。
そして、再び裏面。
1番砲塔用のポリキャップを接着します。ちなみに、このポリキャップの接着は瞬間接着剤の粘度の違うものを2種類併用しています。
さて、これで中央部上甲板の最初の処理が大詰めに迫ってきました。

……またしても……。ポリキャップと艦体部分の梁が衝突してしまいます。やむなく強制切断です。
まったく、計画性というものか……。
ちょっと強度が心配になってきました。
1.2ミリプラバンで補強しておきます。
さて、これでおおむね、上甲板接着のメドが立ってきました。
いよいよリターンマッチの時です!!
「補助エンジンへの挑戦 第2章」
艦体の中心線を描き、それを基準点として、エンジンナセルが艦体に食い込む部分のアタリ線を描きこみます。
ここで、あからさまに左右アンバランスだと問題ですから、かなり慎重になりました。
どちらが先でも良いのですが……。
まずは右舷から先にチャレンジです。
彫刻刀の丸刀で削り始めます。時々、エンジンナセルと合わせてみて、掘り込み具合の見当をつけながら彫っていきます。
あまりムキにならないように……。
思っていたよりも上手くいったようです。
ある程度納得がいったところで、400番の耐水ペーパーがけです。
あとは……反対側の掘り込みです。これが大問題でしょうか。なんとしても極力左右対称に掘り込む必要があります。
……1日置いて頭を冷やし、左舷側の掘り込みを行いました。
右舷の時よりもゆっくりとしたペースで作業。とにかく右舷の掘り込みと揃えなければなりません。
いつもいつも無計画でコトを進めているので、疲れる作業でした。
しかし、なんとか上手くいったようです。
やはり400番の耐水ペーパーで表面を多少整えます。
補助エンジンを仮設置してみます。
やれやれ……かつてあれだけ手間取ったのが嘘のようです。
ポリパテを窪みに盛り付け、いよいよ固定です。
かなり多めにポリパテを盛り、接着剤と充填材、両方の役目を負わせるようにしました。
そして、エンジンナセルの取りつけです。
両舷のエンジンナセルが無事取りつけ完了しました。
はみ出してきたポリパテは、隙間に詰めこみます。
やはり、掘り込んだ部分と、エンジンナセルの曲面はそれほどフィットしていませんから、この処理は何度か繰り返すことになりそうです。念の為2日ばかり放置して完全乾燥させます。
この時点では、中央部上甲板の最後の細工です。
後部副砲塔付近の「崖」状の部分を切り開いてしまいます。
ここは、中央部に主砲塔の台座をはめ込み、両サイドは排気口状のディテールを工作しますが、後部甲板と接合する部分ですからその処理は後回しとします。
プラの厚みが左右均等でなく、ラインを多少なりとも揃えるためにプラバンで裏打ちしています。これで余分な部分をカットすれば、いよいよ艦体との接着です。
やっと見とおしが明るくなってきたように思います。
補助エンジンナセルのボリュームは、かなり暴力的に極端になっているとは思います。これも賛否が分かれるところかもしれません。
次回は上甲板を取りつけ、いよいよ最終的に艦体のラインをどう仕上げていくか、結論を出そうと思います。

次回、第10話は4月1日(日)頃までにアップの予定です。