「まほろば3199」。2年8カ月ぶりの更新となりました。……今までも停滞していた事はしばしばありましたが、今度ばかりはハンパな停滞期間ではありませんね、これは……(^_^;A。
しかし、どうにか再開にこぎつけました。
前置きはほどほどにして、さっそく作業再開です。
艦橋部分の加工が中途半端なままであったので、とりあえずこちらから手をつけます。機銃類を取り付けるためのベースをプラバンで追加工作です。本来であれば、ブルワークなどの作りこみが必要となりますが、スペースの関係から、この部分を非常にあっさりとしたものにせざるを得ません。
次は煙突です。トップ部分のディテールがやや不満だったために、取り付けを躊躇していました。が、同じニチモの1/700スケールからの流用でしのぎます。さすがに、こちらはモールドも深めでなかなかの出来です。そのうえ、あまりスケール違いを感じさせないので、多少の削りこみで調整出来そうです。
艦体下面の砲塔用の基部をあと1ヵ所セッティングする必要がありました……ブランクがあったために何をどう作業していたのか忘れていることも多く(X_X;)、情けない気分です。
メカニックモデルの「見せ用のバーベット」を削り込み、ポリキャップを接着します。ポリキャップは、「アリイ・マクロスシリーズ」からの流用。
流用パーツも相変わらず20数年前のものばかりです(≧▽≦)。
そして、計画性のないモデリングゆえ、ポリキャップを収納するためのスペースを確保するために、艦体に穴あけ作業……と、これも3度目の作業となります。
艦体に接着し、これで下面の砲塔の「受け側」は全て揃いました。
後方向きの副砲は設置しません。……本編に登場するグラデーション画の真後ろからのカットには、確かに副砲塔が見えますが、アレはグレートヤマトの画を修正した、かなり急場しのぎのものだと思います。アレに描いてあっても無視します。
それよりも、グレートと「主砲・副砲の砲門数を揃えること」のほうを重要視しました。(o ̄∇ ̄)o。
探照灯は、ウォーターラインのリニューアルパーツのものをチョイスしてみました。
「第三艦橋」に相当する部分もまだまだ手を加える必要があります。当時はこのままいくつもりでしたが……改めて原画を眺め、形状修正を始めました。ただ、このあたりのブロックはディテールが判らないものがいよいよ多くなってきます。自分なりにアレンジしてしのぎます。ちなみに流用元は、「アオシマ」の「ダイオージャ」の「コバルター」の後頭部。
しかし、これほどの年数をかけて製作していても、基本的に同レベルの技術でこなしているのが自分らしいなぁ……としみじみ思います。普通は数年間あれば技術的にかなりレベルアップしそうなものなんですが。
中央の構造物を仮置きしてみます。やはりかなり窮屈です(X_X;)。
しかし、このまま作業継続です。
この部分の機銃類に関しては、判っていたこととはいえ、頭が痛いネタです。
従来のデザインを再現することは、スペースと、私の技量では無理なので、大掛かりにアレンジします。
右の写真の3つの機銃パーツ……全て「96式25ミリ3連装機銃」ですが、微妙にサイズが違います。
左から「ウオーターラインのリニューアルパーツ」「ニチモ1/700スケール」「ニチモ30センチシリーズ」からの流用です。
まず下段には、一番サイズの大きいリニューアルパーツのものを接着。さらにニチモ1/700のパーツを接着していきます。……今回、一番思い悩んだ部分がここです。
ここはもうあきらめて、パルスレーザーのパーツを使用してしまうのも手かと考えましたが、やはりこちらのほうを選んでしまいました。なんとなく、上甲板は古臭いほうが、「らしい」と考えました。
ただ、モデルとしての仕上がりは、かなり辛いものがあります。
この「まほろば」は、製作を始めた当初から、常に迷いながら手を動かしている訳ですが、ひさしぶりに取り組んでみると、当時以上に苦心しています。迷ってばかりいますよ、本当に。
それに……当時と違って、細かい作業が辛い……ルーペを使いながらヨタヨタ作業してます。
今度は艦体上面のバーベットです。下面で使用していた流用パーツは、3つ使用したのでもうストックが尽きました。「メカニックモデル」の「見せ用バーベット」なので……メカニックモデルはもう在庫がありません(>_<)。そこで、今度は本当に「主砲塔をマウントするバーベット」。実際に主砲塔を接続するほうのパーツを流用します。
艦体につけたスロープに上手くなじむように削り、今度はポリキャップはなしで接着してしまいます。
下面はともかく、上甲板に設置する砲塔はそこまで固定せずとも、問題ないと判断しました。実際……グレートヤマトでは全てをポリキャッフ固定しましたが……まるで動かしません。
子供じゃないので、そうは動かして遊ばないですねヽ( ´ー`)ノ 。
艦橋トップの部分に、取り掛かります。とはいえ、ここもディテールが謎だらけで、想像に頼る部分が多いです。1/1000ヤマトからレーダーのパーツを流用します。レーダーは早速カット。適当なエッチングに置き換える予定です。
同じように艦長室の前部のドーム窓部分も流用します。
この部分の形状に関しては、また迷いながら煮詰めていくことになります。

……もうちょっと突っ込んで作業したかったのですが、何よりも「再開」することを優先させるため、とりあえず今回はここまでにします。今回の分の作業で……細切れの時間の積み重ねですが、延べでは合計3週間ぐらい、かかっています。そして、もうかなりバテています(T_T)。
パーツを載せてみますと、こんな感じになります。
まぁ、いろいろ不満な点もありますが、全長をグレートヤマトと統一させたことで、いろいろな問題点を内包しているのですから、もう、ここに至っては贅沢は言えません(v_v)。
このコンテンツを立ち上げたのは2002年の6月。
前身である「まほろば新造計画」を開始したのは、更にさかのぼって2001年の3月。
……ということで、製作開始からまもなく丸6年が経過してしまいます。……自分自身も、それだけ歳を取ってしまっているということなのですが……あの「月面上でのグレートヤマトとのランデブーシーン」を再現したい、という思いだけで、ここまで続けてきました。もし完成までもっていけたら、盛大にお祝いしたい気分です(v_v) 。
再三あちこちで書いているように、もう以前のようなペースでは更新できません。
が、なんとか、どうにか時間を捻出しながら、継続していきたいと考えています。こんな状態では、まだまだ夢物語なんですが、他にもいろいろ新しい企画を考えています。
私も、今度の海軍記念日でいよいよ「不惑」を迎えます。
それでもまだ、「未来」と呼べるだけの時間が残されているのなら、どこまでも、いつまでも望みはつないでいきたいと考えています。