「やまとは くにの まほろば」 ТОPへ戻る
さまざまな事情により、3ヶ月ぶりの更新となってしまいました。
当サイトでは、どう考えても「主役」は「グレートヤマト建造計画」のようなので、果たしてこの「まほろばへ至る海路」がどの程度認知されているのか、未だに計りかねているのですが……果たしてどんなものなのでしょうか(*^_^*)。
さて、延々4ヶ月の更新を積み重ねて、やっと木甲板を設置するところまでこぎつけました。この作業をそつなくこなして、工程に弾みをつけたいところです。
まず、下準備として、艦体パーツを中性洗剤でよく洗っておきます。
以前に紹介した「木甲板のもと」に関しては、この3ヶ月間にいろいろと二次的加工をテストする時間がありました。カラーコピーの他に、スキャンしたデータをプリントショップの機械で出力してみたりもしましたが、なかなか思ったような色合いに調整出来ないことの多いこと……これは、私が色弱なもので茶系統の色を時折勘違いしてしまうことも無関係ではありません。
また、「カラーコピー」といっても機種ごとにかなり色合いに違いも出てしまうので、いろいろとコンビニめぐりするハメになってしまいました。また、トナー(カラーインク)の残量などにもけっこう色調が左右されるようです。同じ場所の同じコピーを使っても、やはりバラつきが出ました。
木甲板設置の最大の障害は、砲塔部分を丸く抜いてやる必要があることですが、そのために、他には全く使い道がないようなカッターを購入、「これで円形のカットなど楽勝だ」などと気楽に考えていました。
しかし、実際に使ってみると<取り扱いの難しさに舌を巻きました。結局、任意サイズの円形をカットするところまでマスターすることができず、「逃げ」の手を打つことになりました。
……つまり、こんな具合にです。(*v.v)。
これは、前檣楼の土台部分にセットするためにカットしたものです。
キットでは木甲板のモールドがオミットされているため、かえってこちらの作業はやり易くなります。
その前檣楼土台部分。接着に関しても、「紙とプラスチック」ですから、いろいろと検討はしてみました。ここではボンド系の接着剤を使用してみましたが、ほとんど瞬間接着剤でも問題ないことに気付き、残りは全て瞬間接着剤を使用しています。
そして接着……さて、いよいよ始まりました。
結局、こういった方法を試してみることになったのは、このような細かいスケールの色分けを、塗装で処理する技術がまだないためですから、10年もたってから「なんと強引なコトをやったもんだ……」と、自分でもあきれるかもしれません。
空気などが接着面内部に残らないように、接着した木甲板をならしていきます。こうなると、ふすま張りと何も変わらないです(^^;;。
キャプスタン部分の位置が消えたら、あとで弱りそうなのでピンバイスで開口しておきます。
これで甲板を接着してから、裏から穴を開けてやり、取りつけ用ガイドとします。
前述のように、ここからは瞬間接着剤使用です。
艦首部分の甲板を接着、ここはかなり目立つ場所ですから、神経はそれなりに使っています。
しかし、ここまで処理したところで、ちょっとため息……めんどうな作業です・゜゜・(×_×)・゜゜・。 
まぁ、今更後戻りも出来ないですから続けます。
数時間おき、接着剤が乾燥してから、艦体のアウトラインをなぞってカットしていきます。
……うーん、まぁ、こんなものでしょうか。
分割して貼り付けていくので、極力このような分割方法を選択、繋ぎ目を目立たなくするようにして、どんどん貼っていきます。
延々と繰り返す作業ですので、いちいち写真でフォローしていってもコメントが尽きてしまいます。
一気に省略しましょう。とにかく数週間かかって、ここまで仕上がりました。下の写真です。
前方からのアングルではこのような感じです。
ちょっと「ペーパークラフト」みたいにも見えますが、プラモデルです。o(*^▽^*)o♪
仕上がり……つまり木甲板をこういう方法で処理したことに関しては、ベストだとは思ってはいません。現在の技術で可能な方法のなかから、ひとつを選択しなければならなかった……その答えであることは確かですが、大きな製作上のポイントであるだけに「もっと上」を目指していきたいと、痛感しています。
次はエッジの部分の処理をどうするか……紙とプラスチックの接点を上手く仕上げないといけません。今、思案中です。
しかし、どうにかここまでこぎつけました。今後も檣楼に手を入れたり、細かいパーツのことで頭痛のタネは尽きないことでしょうが、なんとか来年の5.27には完成させたいものです。
次回は2002年1月27日更新予定です。