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まほろば??
それがヤマトの僚艦の名なの?
森雪 「新宇宙戦艦ヤマト」第14話より
あと約2週間は、現在ディテールを推測することの出来る範囲内で作業を進めていくことになりそうです。
さて、まず艦橋構造物を先に進めてみました。一応、CG画以外のカットを見る限り、この部分に大きな変更点は無いように思えます。
今後、新事実発覚の暁には、新たな修正を施すことは覚悟の上です。
先週、両面作戦を展開するなどと宣言した艦首部分ですが、検討の結果、「大和」のほうをベースに進めていくことに決めました (まぁ、これも後々ひっくり返ることになるかも知れませんが…) 。「ヤマト」の艦首付近は構造上、内部に波動砲の機構が存在するわけですから、その「丸み」が外装のラインにも反映されています。しかし、今回のまほろばのカットを見た限りでは、「ヤマト」よりも絞り込んだような「オリジナルの大和型戦艦」に近いシルエットで表現されています。
そこで、思い切って1本化に踏み切りました。
……というわけで「お役御免」となったほうのパーツです。
しかし、まだまだ働いてもらいます。
艦首付近上面の「波切り板」はこちらから拝借してくるのです。
「大和」のほうのキットではこの部分が全く表現されていませんでした。
カッティングして、移植の準備をしていきます。
大きさ等は殆ど問題はないようで、むしろ、細部に多くの相違点が見うけられても、こういったインパクトの強い部分に共通性が存在すれば、「僚艦」として格好がついて良いだろう…と楽観しています。
実際の取りつけの際には、クリアランスを取ったりするために手がかかることになるでしょうが…。
艦橋構造物……右が1/700スケールのもの、左が今回使用しているキットのものです。
……この微妙なスケール感の違いが、もしかしたら先々ネックになってしまうような気もします。
……が、開き直って、「このサイズならば。あまりこまごましたディテールに神経遣わすとも良い」と開き直れる部分もあります。
スケールが小さいキットではなかなか辛いものもあります、が、一応手の届く範囲内で「自分の力量並」の基本工作はしっかりと押さえてやろう、とは考えています。
写真は、艦橋部後部パーツの「ダボ」をプラパテで埋めて整形している最中のものです。
やや古いキットですので、かなりバリが目立ってきています。デザインナイフで丁寧にカットし、段階ごとに耐水ペーパーで整えているのですが、やはり、こういうことは「ある程度作業しやすい大きさ」というものがありますね。
なかなか辛いものがあります。こういう時だけ小学校低学年ぐらいの手の大きさにメタモルフォーゼしたい気分。
基本的にストレート組みで進めています。
バリ同様、合いの悪い部分はプラパテと瞬間接着剤 (ゼリー)で修正をかけていますが、まだ時間はかかります。
「羅針艦橋下部にプラバンを貼っていますが、羅針艦橋前面の窓枠が、成形の関係上のっぺらぼうになっています。それを再現してやるための下ごしらえです。
同様に、昼戦艦橋上部・防空指揮所のスポンソン部分のヒケがひどく、削って成形しようと考えましたが、窓枠のモールドを壊滅させてしまう恐れがあったので、逆に0.2ミリプラバンでボリュームアップしてやりました。こうなるとバランスを取るために、前面部も厚みを増してやる必要が生じましたが……。
艦橋はプラの粉だらけになったので、一度水洗いして表面の具合を観察してみます。瞬間接着剤を使った部分の表面処理がまだまだ不完全のようです。
さて、艦首部分はコミックとにらめっこの挙句、「切り裂き」を入れるガイドラインをおおまかに鉛筆で書き入れ……気分を静めてからカッティングに入ります。よしんばしくじっても、まだ同パーツが2セットあるのですから、思い切ってやってみます。
第一次的な削り込み作業は終了です。
もうちょっと深く切りこみをいれても良いのかもしれません。しばし検討したいと思います。
しかし、前回の「まほろば建造計画」ではこの艦首先端部分の砲口らしきものは「ワンカット」のみの登場で後はほとんど描かれていませんでした。したがってこちらも「無視」して製作したのですが……。
今回のように、あそこまで堂々と見せられると、もう無視することは出来ません。
しかし、あれは一体何のディテールなのでしょう……ただのムアリングパイプに過ぎないのか、それとも……。
次回作業もこの流れを引き継いでやっていく予定です。