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あの「まほろば」は……どんな艦なんだろう?
ヤマトにとてもよく似た艦影だ…
古代進 「新宇宙戦艦ヤマト」第15話より
久しぶりの更新となってしまいました。
最新話の情報を活かしてみたい……と考えつつも、更に困惑しているといった具合なのですが……。
さて、羅針艦橋 (第2艦橋) 部の窓枠を増設しました。
キットのパーツが余っていますから、昼戦艦橋 (第1艦橋) 部分のパーツを加工したものを接着して整形していきます。
……結果的には、やはり処理しておいて良かったようです。有ると無いとでは大違いに見えます。
表面処理にはまだまだ手がかかりそうです。
構成している面取りが各々小さく、かなり作業がし辛いのですが、もう少しなんとかしたいものです。
写真は、昼戦艦橋下部の接合面と面の均一化のため、溶きパテを塗ってある状態。これで100か1200番の耐水ペーパーがけとを交互に何度か処理してみます。
「ヤマトパーツ」から切り出した艦首の波切り板部分です。
先端部分、正面のフェアリーダーをエポキシパテでいったん完全に埋めています。フェアリーダーはかなり小さくなっています、この状態で新たに開口するつもりです。
しかし、この部分の処理はしばらくおきます。
艦体部分に少し手をかけます。
最新話においても、艦尾近辺の形状がはっきりしません。そこである程度は作業を保留しつつ、間違いなさそうな部分のみ先行していくことになりそうです。
レザーソーで艦首部分を切断します。
この切断した艦首部分は「捨て」になります。先に加工を始めている艦首部分を接続するのですが、例の艦首部分の砲口らしきディテールを製作してからになりそうです。
さて、そろそろ問題になってくるのが、「縮尺」のことです。
今回用意したキットは「30センチシリーズ」のものですから、おおむね1/850程度のスケールになります。今回、グレートヤマトとスケールを統一して「暫定1/1000」のサイズを想定していますが、どうオーバースケールを解消してやるのか、それを考えながら進めてやる必要があります。
本来なら1/1000スケールのキットを基にすれば良いのでしょうが、とうとう発見することが出来ませんでした (金属製のものはありましたが……)。
結局のところ「幅つめ」以外に手段はないようです。中央部分もカットします。
このような具合で、艦体中央部は「エッジ部分」のみオリジナルパーツを使用することになります。
艦尾部分も切断します。
今はまだ考える必要も無いのですが、艦尾付近に関しては「スケール上のつじつま合わせ」に苦慮することが予想されます。
艦尾形状の詳細が解らない以上、この部分は製作のしようもありませんが、全体としていわゆる「寸詰まり」の艦形になる恐れがあると、既に心配し始めています。
「ガワ」だけになった艦体中央部です。
さて、現状のこの長さが適切なものであるのか……。
「グレート」とのツーショットです。大きさの比較になるでしょうか。現時点の構想としては、主砲塔のサイズを統一すると、「まほろば」が若干大きいということになりそうです。
艦体中央部はなんとか形を構築していかなければなりません。1.2ミリプラバンで、二つのパーツを接続しておきます。
艦首部分のパーツとの接合面の幅に注意することと、両舷のラインが平行になることは注意して進めましたが、あとはかなりラフに接着しています。
艦体中央部の上甲板は、このように多くの構造物がセッティングされた状態のパーツとなっています。縮尺の違いを解消するため、これをいかに再構築していくか、来週以降のテーマのひとつとなります。
正面からの写真です。艦体部分は、オリジナルのパーツに対して、約7ミリ幅詰めしています。当然、右のパーツを単純に載せることはもう無理となっています。
また、それに合わせて、ということでもないのですが、今回製作している「まほろば」はプロポーション的に、「実際の大和型の艦形」と「ヤマト的な艦形」を融合したような形状に落ちつきそうな「予感」がしています。
「大和」「武蔵」のプロポーションと「ヤマト」のそれとを見比べてみると一目瞭然ですが、「大和」「武蔵」は「ヤマト」に比べ、艦全体に対しての比率・艦の幅に対しての比率で艦橋部分や砲塔が「やや小さめ」のバランスとなっています。
「46センチ砲搭載」のために艦体幅が戦艦としては空前のものになってしまったいうことなどは、ちょっとした資料に明記されていますが、今回、私は「まほろば」の艦体幅を「グレート」より約7ミリほど大きく取っています。
「暫定1/1000の同スケール」ということを考えに入れるのなら、もう少し絞りたいところですが、中心部に配置される「機銃類」の配置は「パルスレーザー群」とは配置構成が異なるので、最低限この程度の幅は必要です。
しかし、この幅では主砲との大きさの比率が、以前製作した「まほろば」とかなり食い違いが生じてしまいます。
原因のほとんどが30センチサイズのキットを基にしているからなのですが、事情は複雑です。
奇しくも、今回の「ヤマト」の主砲塔と「大和」の主砲塔のキットパーツの大きさがほぼ同サイズなのです。
と、言うことは「ヤマト」の主砲が大き過ぎるということになるのでしょうが、もし今回1/1000のキットが流用できたとしても、主砲塔の大きさがかなり食い違ってしまっていたということになります。
どうも解りづらい文章ですが、いずれにせよ、仮に二隻のサイズをほぼ同一とすると、「ヤマト」を基準に考えたとき、二隻の艦体幅を揃えると、まほろばの艦橋や主砲が小さくなり過ぎ、また、それらの大きさを「ヤマト」と揃えようとすると、今度は「まほろば」の艦体幅は「ヤマト」より遙かに太くなってしまいます。
その問題を解消するには、どこかを「誤魔化す」ことが必要となります。それが、おそらく、「艦体の幅」ということになりそうです。
上甲板は上の写真のような具合です、たぶん全面的に新造ということになります。余計なものになるモールドは削り落としておきます。この上にプラバンを貼ることになるでしょうから、表面処理はおおざっぱなものにとどめています。
ちょっと脱線して、艦首部分と艦体部分の接合想定面を、各々ヤスリがけの調整に入っておきます。曲がってしまってはどうにもならない個所ですので、慎重に、何日間かかけて処理していくつもりです。
艦尾部分はまったくもって、なんとも手出しができません。一応、キリの良いところで切断面を調整しておきます。今回は、両舷の搭載艇収容口の張り出し部分を目安に、カットした面を整えておくにとどめておきます。しかし、この張り出し部分も「完全なムク」になっていますから、後々処理については考えなければならないのかも……新デザインではこの部分の有無はまだ不明。
艦橋部分の背後です。
ほとんど「のっぺらぼう」なので簡単なディテールを追加しました。外部設置の階段とハッチです。もちろんこのサイズでは完全再現など無理ですから、「ほんの気持ち」だけの処理といったところです。階段部分は0.5ミリの真鍮線、ハッチはエヴァーグリーン社の細薄プラバンをカットしたものです。
しかも、実際はもっと入り組んだ形の階段でこんなに簡単なラインではないのですが……キリがないので雰囲気だけでも○としました。
艦橋の頂点にキットパーツの測距儀や電探のパーツを乗せてみました(左の写真)。
この部分、かなりデザインが変更されているようで、イメージがだいぶ違ってしまっています。
ものは試しに、「ヤマト」のパーツを載せてみますと (右の写真) 、細部に相違点はありますが、全体形状は各レーダーの配置など、こちらのほうがイメージとしては近いように思えます (ここはもう少しアップの絵で確認したいところです) 。このパーツを基に加工していこうかと考えています。
出来るものならば……今回は艦全体の形状、特に喫水線下の形状についても突っ込んでいきたいところでしたが、新作カットを自分の中で上手く消化していくことが出来なかったのが残念です。
具体的なところで言えば、喫水線下の部分を、「ヤマト」の「赤パーツ」を流用するか、「大和」の喫水線下のパーツ (これも赤パーツです) を流用するか判断し兼ねた為です。 
さて、今週は「グレートヤマト」に全く手がつけられませんでした。
次回の更新は5月13日(日)までに行います。出来れば両方……ですが、さて。