2007.2.4更新

「やまとは くにの まほろば」 ТОPへ戻る

<sa-toshi(管理人)より>
まずはじめに……
このデスラー艦の原稿は、昨年(2006年)の6月にお預かりしていたのですが、
私の全く私的な事情により、公開が遅れたことをお詫びいたします。

これ以降の文章及び写真は、
全て製作者のかまきち。さんの執筆・撮影によるものです。





空洞惑星ガミラスの天井岩盤から釣り下がる姿が印象的な「総統府 」こと初代デスラー艦を造りました。相変わらずのポリパテの塊です。製作期間は延べ8ヶ月、実質3ヶ月程度です。前作Gヤマトと比べサイズも小さく前回の経験も役立ちすんなり出来たと思います。

・サイズ
アレコレ調べても設定の全長が分かりません。とりあえず全長が設定されている二代目 デスラー艦を参考にしました。電撃ホビーマガジン作例のPS版二代目 デスラー艦を1/700サイズでコピー、共通する艦体構成部分の前部2/3をサイズを揃えて図面(と云うか落書)を描きました。劇中のイメージや設定画よりも大きいです。

・型枠工法
艦体の基本 形は艦首から艦尾を貫く中心軸を中心にキレイな回転体です。当初バンダイ1/900二代目 デスラー艦をベースにパテ盛り&削りを試みましたがキレイにセンターが出せず断念。
そこでガンダムスクラッチ本 に載 っていた大型ノズルの製作法を参考にしました。
5mm丸プラ棒を芯に紐を巻き太目 の芯を先ず製作。そして2mmプラ版で艦体シルエットの型枠を製作しロクロの要領でポリパテを塗りつけました。なかなか良い感じで後の作業は磨き&スジ彫りと擬装のみです。

・主砲
ホームセンターで買ったアルミパイプを埋めこみ。


・ブリッジ
1/900キットのパーツを芯に大型化。
・バルジ
原型をエポパテで製作。今回も型想い&光硬化パテで複製です。


・各部フィン
これまたプラ板貼り合わせ。

・エンジン部フィン

エバーグリーンのプラ板を適当に。


・エンジンノズル
キレイに六角形が並んでいるノズルですが定規で巧く線が引けず。結局フリーハンドで下書きを施 し彫り込みました。中に適当にパーツを詰めこんでいます。

・各部ディティール
PS版デザイン画を参考にスジ彫り&デコレーション

・塗装
滲み出し法を試みました。下地にクレオスのミッドナイトブルーにクリアーレッドを大量混入した濃い紫を全面に。デスラー砲発射口周辺はココで塗装終了しマスキング。

2層目 はインディーブルーをそのままです。グラデーションの加減を見ながら塗っていきますが二層目 のクリアーレッドが滲んで不思議な感じになりました。
最後に半つや消しクリアーを吹いたら下地が滲みすぎて全体が紫に!リカバリーでインディーブルーにフラットベースを交ぜで修正しました。
エンジンブロックとデスラー砲の赤部分は適当に見繕った赤系の塗料を2グラデーションです。ブリッジのピンクはシルバーの上に蛍光ピンクを吹きました。
・おまけ
エンジンノズル群の中央のノズルはネジ穴が切ってあります。当然、上から吊るすためです。2006年の静岡展示会では吊るして展示します。

〈sa-toshi (管理人)より〉
前回以上に長い停滞期間の末、「僚艦工廠通信」の更新となりました。(´ρ`)
よくよく考えてみるに、この艦の立体物を拝見するのは生まれて初めてです。ガミラス方面は人気はかなりあると思うのですが、いざ挑戦ということになると話は別なんでしょうか……確かに、微妙な曲面で構成されているタイプが多いので、敷居が高いのでしょうね。
私のサイト運営がルーズになっているために、かまきち。さんをお待たせしてしまいました。(;^_^A
これにて僚艦は5隻目となりました。「僚艦工廠通信」は皆々様の参加をお待ちしております。
-僚艦工廠通信 第5部 閉幕-。