2002.9.2更新
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〜ひとつめの部屋〜

「零式艦上戦闘機21型」
 
このキットは1989年製作。
確かこの年、「NHK特集」が終了し、現在も放送している「NHKスペシャル」へと番組が移行した時でした。
深夜近くに「
NHK特集・傑作選」のようなふれこみでいくつかの番組の再放送があり、その中の1本「零戦との戦い」 (本放送は1977年12月8日) という番組の冒頭で登場した、米軍のカラーフィルム(!)におさめられている捕獲機です。
現在に至るまで、当時の零式戦闘機のカラー映像はごく僅かしか見たことがありませんが、記憶の限りではこの時が初見でした。
隼とペアを組んでテスト飛行していたのですが、下面も農緑色に塗装されているうえ、日の丸の位置もおかしいので、塗り替えているのは明らかなのですが、
捕獲機で「★マーク」に差し替えていないのはかなり稀有な例でしょう。
何か心に響くものがあり、突貫工事で作ったのを覚えています。
なんと、これが1/48の零式初挑戦でした。キャノピーの下にある、「訳の解らない撃墜マークもどき」はビデオを一時停止しまくって確認しています。本当にこういったものが描かれていました。また、キャノピー後方のアンテナ支柱もオリジナルではないようで、やや直線的に見えたので、真鍮線に交換しています。
しかし、コクピット内部や脚などを、豪快にメタリックブルーで塗ってしまっているのは、今見てみるとあまりにも×ですね(* v v)。プロペラブレードとカウリングの塗装もこのような感じでした。13年の歳月を経て、すっかり「線」もたるんでしまっています。これはニクロム線か何かを流用しています。汚し塗装は銀でハゲチョロをちょこちょこと入れ、ジャーマングレーやブラウンをごちゃ混ぜにした「汚い色」を全体に塗りたくって、拭き取るような方法で処理しています。
モデルの出来はともかくとして……どんな角度から見ても「絵」になります。やはり私はこの「零式戦闘機21型」が、あらゆる飛行機の中で (尻から火を吹いて飛ぶのも含めて) 一番好きです。ただ、塗装はやはり「飴色」が最高なので⊂((〃 ̄ー ̄〃))⊃ 、近いうちに、「赤城」搭載機を作ろうかと考えている昨今です。