2003.10.12更新
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〜みっつめの部屋〜

「メッサーシュミットMe262A-1a」
1982年製作ということにしましたが、実は正確には解りません。もし、「ホビージャパン」のバックナンバーを、とてつもなく所持している方がいれば、調べてみて頂けませんか(他力本願)。
ハセガワ1/32のキットで、これと同様の塗装をしたものが表紙になっている号があるはずです(笑)。
ヴァルター・ノボトニー少佐(中佐だったかも)の搭乗機として、比較的有名な塗装パターンだと思います。
当時、これを見た私はすっかりのめり込んでしまい、トラの子の「タミヤ・ミニジェットシリーズ」のメッサーで再現してみたのがこれです。
「トラの子」というのも、当時はまだMe262のキットは殆ど市場になかったためです。
現在のハセガワ1/72キットは、確かその数年後「キット化希望人気投票」で一位になったことにより、キット化されました。
とりあえず入手可能だったのは、ハセガワの1/32と「タミヤ・ミニジェットシリーズ」ぐらいでした。「タミヤ・ミニジェットシリーズ」も一時的に再販された時に購入しておいたものです。
当時の私は「ベルリンの黒騎士」仕様で、このメッサーを作りたいと考えていました。
しかし「ミニジェット」の再販が無い状態では手も足も出ない状態……ハセガワ1/32は当時の中学生にはちよっと高価でした。
ですから、「タミヤ・ミニジェットシリーズ」の再販には狂喜乱舞しました。確か当時250円でしたから(笑)。おまけに「Me163」とのカップリングなので、「エルベの蛍」もいけます( p_q)。
しかし結局はこのように「ノボトニー隊」を再現することになりました。
見ての通りの粗っぽい作りなので、X-29と同様に赤面する思いですが、不思議と愛着があり、今まで破棄せずに保管し続けています。
そして、現在に到るまで「ベルリンの黒騎士」は製作しないまま、20年の歳月が流れてしまいました。
しかし、「ぼちぼち挑戦してみたい」という気持ちを最近持ち始めています。……そのあたりの方向性のものは、出来れば年内に新コンテンツとして出していきたいと思っています。
ただ、当時このキットに「技術は稚拙でも、想いの全てを込めた」ためでしょうか、もう一度この「ノボトニー機」を製作しようという気持ちは、何故かありません。当時の自分が、今は失くしてしまった種類の情熱をもって、模型製作に取り組んでいたように思えるのは、ただの感傷であるのかどうか、今もまだ解りませんが……。