2010.2.1更新


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このページは、おおよそ6年3カ月ぶりの更新となりました(^▽^;)。
今回は、このデスラー砲艦のデスラー砲一斉発射シーンの再現を目論見ました。
使用キットはもちろんバンダイのメカコレです。28、9年前、発売直後に造った記憶がありますが、良キットであったと思います。デザインもなかなか秀逸……なんでも、当初は『新型デスラー艦』として用意されたものだったらしいです。そのボツ稿から瞬間物質移送機を外して、別の艦として使用された経緯があるようです。
記憶どおり、特に大きな問題はないようです。値段を考えれば文句のつけようがないキットでしょう。
しかし、ひとつだけ気になったのが、このデスラー砲の砲口です。
大きいです。設定画も本編もこのような描かれ方をしていないので、ちょっと違和感があるような気がします。ウェブ上でもいろいろ見事な完成品を見かけるんですが、ここを修復されている例を目にしたことがありません。ここだけは直します。
ジャンクパーツを漁った結果、候補を2つまで絞りました。
1/700戦闘空母のデスラー砲砲口とメカコレ・ヤマトのメインノズルです。
キットと比べてみますと、これぐらい違います。
画の印象に近い、デスラー砲の砲口を流用することにしました。こちらのほうが先細りです。
そのままでは径が合わないので、プラマテリアルで中継ぎ処理をします。
さほど手は入れていません。フィン部分をプラバンに置き換え、ブリッジ後方のアンテナを0.2ミリ真鍮線にした程度です。
塗装してたちまち竣工。作業は3日ほどで実質数時間で済みました。
タミヤ缶のライトグリーン(デスシャドウと同色です)で全体を吹き、砲口とメインノズルはNATOグリーン。ブリッジ先端はいつもの調色した黄色(シュトラールイエロー)を使っています。
ガルマン帝国のグリーンは、個人的にはこれが一番合っているかと(´∇`)。
本編では第16話の観艦式で数秒の登場(後方からのカットで砲口は確認出来ず)と最終回に登場しますが、デスラー砲砲口内は、設定画をセルにおこしたものでは、黄色に塗られています。しかし、本編ではそのような彩色はされていなかったようです。
で……本編を見てみますと、ピンクの透過光で表現されたデスラー砲がなかなか印象的でしたので、銀を塗った上にマテリアルの中からピンクのレンズを埋め込みました。
波動砲砲口の表現としてはかなり異例だと思いますが、(゚д゚)発射シーンを見れば見るほど「これしかない」と思いました。
……私はあまり設定のことなどで、小理屈をこねまわすのは好きではありません。かいつまんで書きます。
この艦の全長は234メートルとなっていて、ヤマトより少し短い程度。しかし、どう見ても艦の最大幅はヤマトを上回ります。波動砲砲口の大きさはヤマトと同程度か少し大きいと判断しました。艦の大きさ、砲口ともに初代・2代目のデスラー艦と同程度だと思います。
それにしてはガルマン帝国の艦の中では小兵で……と言うよりも他の艦の設定を「大きくし過ぎている」としか思えませんが、ともかく、『数で圧倒する』というコンセプトのようで、本当に同じデスラー砲を搭載しているのか、はなはだ疑問です。
僅かな時間で2発目を撃っていること、光線が広がらない(絞って撃っている?)ことなどから、『廉価版かダウングレード版』のデスラー砲ではないかと。
数で圧倒することを前提としているので、連射性能と引き換えに威力を落としているのではないか、というのが私なりの結論です。
こんな感じで……
『全艦、デスラー砲発射!ヽ(`Д´)ノ』と。
本当にパソコンやデジカメの恩恵というのはすごいものです。当時はとてもこれを作るのは(素人には)不可能でしたので、感無量です( ;∀;) 。
簡易アニメーションも作ってみました。
肝心要の『新型デスラー艦』がいませんけれど……そのうち作って、再度合成するつもりでいます。