2000.08.05 更新
「やまとは くにの まほろば」 ТОPへ戻る

 
 この「やまとは くにの まほろば」の立ち上げの際に「なにか看板がいる」と思い、戦艦大和の側面図を参考にしてまほろば側面図を描き、写真データと合成してみたのですが、上手く描けないのに頭を抱え込みました。アラを隠すためにモノクロにして暗めの画像にしたのですが、そのとき「…絵はこんな有様だが、立体を使えばもう少しマシになるかな」と思いつきました。
 以前にデジタルカメラを買ったとき、面白半分でプラモデルを撮影して写真と合成してみたことがあったので、(モデルはタミヤ製・零式艦上戦闘機=下の写真です)とりあえずそのやり方で試してみようと考えました。


 では、具体的にどうするかといえば、やはり大和型のモデルを利用する以外に(私の技術では)方法がありませんので、タミヤ製の1/700スケールの大和と武蔵を使用することにします。
 キットを手にとり、コミックとにらめっこして検討した結果、やはり艦体を延長しなければ絶対にもう2基の主砲塔を載せることは不可能だと判断、レザーソーを入れてしまいました。
 
 まず、これが艦首部分。第1・第2主砲塔が載る部分です。切断したあとで、「艦体を繋ぐのはいいが、上甲板の板張りの部分のモールドをどうしようか…」と不安になりました。凸モールド表現なので接合部分の復原が非常に困難なのですが、切断しないことには何も始まりません。
 艦体中央部分。司令塔、煙突、第1・第2副砲塔と第3・第4主砲塔、それに機銃群が載ります。
 当然ここにも板張りの凸モールドがほぼ全面に施されていますが…これは全部モールドを削り落とすにしても、砲塔の土台部分が邪魔で辛そうな作業になりそうです。
 艦尾部分。これは再度切断して、右側半分を使うことになります。第5主砲塔とクレーン、カタパルトを載せます。ここもほんの少しながら板張り部分が…しかし、考えてもみれば「1/700」のスケールではモールドはムリして再現せずともいいのでは…。
 無残に切断された大和と武蔵…もうすでにどっちがどっちだか解らなくなってしまいました。これ、このスケールとしては文句無しの名キットだと思うので、なにやら勿体無い気がしています。
 しかし、今回の計画ではこの艦体部分さえ上手くいけば、あとは殆ど問題無く進められるんじゃないか、と希望は持っているのですが……。 
次回はこの艦体を繋ぐ作業です。

「まほろば」完成まであと99日(推定)