2000.08.20 NEW
「やまとは くにの まほろば」 ТОPへ戻る

 
 艦体を繋げてしまうと、艦尾部分の工作が非常にやりづらくなりそうなので、先におおまかな処理を施してしまうことにします。
 これが、不要と思われる部分を削りとった状態です。
 裏側です。カッターで削ったために、かなり表面が荒れています。
 ヤスリをかけて平坦にしたいところなのですが、厚みがなくなると強度がなくなりそうで危ないというのと、薄くしたところでたかがしれているということもあり (ほんとうは原画のデザインからすると薄くすべきなのですが…) フタをすることにします。
 こんな具合です。
 0.5ミリのプラバンを接着し、また24時間ほど寝かせておきます。 見ての通り、食い込んでいる部分があるので、左右に分割した2枚のプラバンをほとほど合う程度にして接着します。もちろん、左右の境目は中心線をとってはいません。おおまかです。……どうもやたらと「おおまか」とか「てきとう」とかいう単語が出てきてしまいますが…。
 中央艦体の後部にした「フタ」も接着剤が乾燥したので、おおまかに削っておきます。
 一応、上甲板の部分は削りすぎたり、削り足りなかったりしないように神経をつかいましたが、側面に関しては、前部と同様にラインを繋げるための肉付け作業が残っていますので、多めに削り残しておきます。
 
 当初は使う予定ではなかった艦尾部分の底板を使うことにします。
 不要部分を削ります。左舷 (手前側) が削った状態です。
 フタをした艦尾部分です。
 これから不要部分のプラバンを削り落とします。両舷に大穴が空いていますが、ここは後でエポパテなどで埋める処理を行います。
 中央艦体後部、プラバンとの接合面を中心に水ペーパーをかけます。
 
 ある程度ペーパーがけが終わった状態です。。
 まだまだこの後も、順次キメの細かいペーパーをかけていきます。
 上甲板の板張りのディテールをかなり潰してしまいました。このままではどうにもならないので、全面削り落としてしまうことになりそうです。
 艦尾の余分なプラバンを削り落とし、接合面にプラパテを盛ります。
 どうも最近の風潮では、プラパテは殆どシンナーで薄めて「溶きパテ」として使うのが主流のようですが、あえて溶かずにそのまま使っています。
 両舷部分の搭載艇格納庫のシールドを接着しておきます。大和型はボートの類は全て艦内に収容出来るように設計されていました (主砲発射の爆圧で壊れてしまうため) まほろばもこの構造は変わっていません。収容しているのは何でしょう?
 第4・第5主砲塔をセッティングしてみると…。
 第5主砲塔の後部がつっかえています。あと5ミリは艦体を延長してやる必要が出てきてしまいました。
 いいかげんに切断していたツケがまわってきたようです。
 さて、次回はなんとか艦体を繋ぐことが出来るでしょうか?
 1/700スケールでも、40センチを軽く超えるサイズになってしまいました。
 当然のことながら、作品中でも語られているように歴史上最大の戦艦となります。ほとんど原子力空母 (現代の改ニミッツ級) に匹敵するスケールです。同スケールの「武蔵」(日本模型製)と海上自衛隊の最新鋭イージス艦「こんごう級」(ピットロード製)との比較写真です。「こんごう級」の全長が160メートルほどありますから、やはり300メートルオーバーのサイズとなります。

「まほろば」完成まであと79日(推定)