「やまとは くにの まほろば」 ТОPへ戻る
 
さて、「第1話」というのはなかなか気が引き締まる思いがします。
しかし、多くの方は「(゜o゜)ゲッ!!まほろば新造計画じゃない!」と怒りに震えていらっしゃるかもしれませんが……「まほろば」も中止ではありません。ですが、今回からの、いわば「第3クール」では確実に複数のコンテンツを維持していくために、コンテンツは交互に更新していくことにしました。
前置きはこのぐらいにしまして、上の写真は昨年に再版されたエメラルダス号です。ただ、アニメーション版や原作版ならいざ知らず、今回の「純然たる飛行船」を製作する素材としては適さないと思い、それまでは一度も注目したことがなかった「飛行船」のキットを物色する日々が数日続きました。
目星をつけたのがこのキット。レベルの1/720グラーフ・ツェッペリン。なんと35センチ超の大型キットです。
1/720スケールで35センチですよ!まったく、とんでもないものが空を飛んでいたのですね、昔は♪(*゜O゜)ノ。
ポイントはやはり、この飛行船独特の外装形状です。まさか、バンダイキットのほうを、丸刀でほじっていく訳にもいかないですしね(* ̄^ ̄)。原作でもしっかり書きこまれていますし、これを表現しないことには、完成したところで「嘘つけ!」というような出来になります。
さて、5月5日未明……起工です。
当然、不要なディテール表現もいくつかあります。これは窓の近辺なのですが、エメラルダス号には不要です。ラストに登場する、大英帝国の飛行戦艦には殆ど同一の表現がされていましたが……。
早速埋めたててしまいます。
まずは、裏側に0.5ミリプラバンを瞬間接着剤にて固定します。接着断面が孤を描いているため、非常にすわりが悪く、念の為1日時間を置きました。
外側に戻ります。突起部分をデザインナイフで削り、エポキシパテを詰めこみます。削るタイミングを逃すと、石の如き硬さになってしまうので、そこそこの量を盛りつけておきます。
船首付近、ブリッジを接着する部分が平面に凹んでいます。
ここも同様にエポキシパテを盛りつけます。
船首のパーツです。
かなり「とんがり帽子」ですが、ここにハート&ドクロマークが載るため、このままではあまりにも突き出しすぎでか。かなりの削り込みが必要となります。
あらかじめエポキシパテで裏打ちしておきます。
尾翼です。これらはまったくの無改造でいくことになると思われます。
とりあえずは、2枚のパーツを貼り合わせ、通常の処理を施しておきます。
エポキシパテを盛りつけて約12時間が経過……ほど良い硬さになっているので、今のうちに大まかに削っておきます。
今までと同様に400、600、1000番の順に耐水ペーパーをかけていきます。
凹凸が前面にわたっているので、山を潰してしまわないように……やや注意しながらの作業です。
処理が済んだら、今度はプラパテを盛っておきます。
どうもこの成形色は妙に照明の明りなどを反射していて、表面の具合を把握するのに目がしょぼしょぼしてきます。(T▽T)
パテ盛りした部分に再び耐水ペーパーをかけていきます。ここも慎重に、慎重に……。
ペーパーがけがひとまず終わったところで、サフを吹いてしまいます!
とにかく表面の具合が良く解りませんのでΣ(T▽T;)。
サーフェイサーが完全乾燥。やっと表面の様子が見えてきました。この写真はちょっと解りづらいですね。
やはり、パテ埋めした部分がかなりやぼったい仕上がりです。
パーツの表面とのバランスもありますが……多少はオーバー気味な処理をしてみます。
丸刀で少し彫りこんでみました。
今度は1000番の耐水ペーパーのみで表面を調整していきました。
そして再びサーフェイサーを吹きます。
前段階よりは表面の仕上がりも落ちついてきましたが、もう少しグレードを上げたいところです。
そしてまたしても1000番の耐水ペーパーがけ。
とにかくねちっこく処理していくしかないようです。
みたびサーフェイサーを吹きます。これでだいぶ落ちついてきました。
もちろん、まだ充分とも思えませんが、しばらく放置しておいて、また「醒めた目」で見なおしてみます。
ここまでいじっていたのは、飛行船の下半分のパーツです。
今度は上半分のパーツの整備です。
エメラルダス号には不要なモールドは削り、上記の流れと同様に、耐水ペーパーがけ、パテ盛り、耐水ペーパーがけの処理を施します。
そして、サフ吹きです。
なんだか組み立てる前からサフを吹きまくっていて、なんですが( ̄▽ ̄)。
船首部分です、とにかく徹底的に削り込んでみましたが、まだまだ足りないようです。
ここに乗せるハート&ドクロの紋を塗装にするかデカール製作にチャレンジするかまだ決めていませんが、いずれにせよ、まだ山が高すぎるようです。
現状の全体像です。特に注意するのは表面の仕上がり具合で、後は……なにしろあまり手を入れる場所がないですから……。
最大のネックはこの船体にぶら下げるゴンドラ帆船の製作です。
それに、完成後に入れるケースも非常に気掛かりです( ̄ヘ ̄;)。
さて、とにかく3度目の旅が始まりました。Gヤマト完成後、息抜き期間を置いたので、まだまだローペースの作業状態ですが、基本的にはこれまでと同様、日曜を中心に更新していく予定でおります。
みたび、お付き合いのほど宜しくお願い致します。
次回更新は6月2日(日)頃の予定です。そして、別メニューです!