皆様、お久しぶりでございます。m(_ _)m……自分自身の製作モノとしては、実に2年7カ月のブランクが出来てしまいました(◎-◎;)。
サイトの整理も出来たところで、いよいよ新企画の立ち上げとなります。
あれほど多くの未完成艦を抱えつつも、また性懲りもない話です。
1/700スケールのヤマトのキットを使用して、『ウオーターライン版』のヤマトを作ろうという構想です。おそらく、ディオラマとしての『洋上のヤマト』ならば、過去に多くの方が製作に挑んでいたと思いますが……。
構想の発端となっているのは、コンサート『幻想軌道1999』のパンフレット (余談ですが、全3回公演のそれぞれ表紙が違うというマニアックなものでした) に収められていた小泉プロのイラストでした。このイラストのヤマトは、従来のものと違い、主砲塔などのデザインは『大和』に近いイメージで表現されていました。後の「グレートヤマト」のグラデーション画とほぼ同様のテザインです。
それを見たとき、「こういうバージョンのモデルも面白い」と考えてはいました。
まだ、このサイトを立ち上げる以前の話です。
現在に至るまで、漠然とですが「1/700のヤマトも一度きちんと取り組みたい」とは思っていました。始める機会は幾度かあったと思いますが、実際問題として『宇宙戦艦ヤマト建造計画』を立ち上げるとなると、また膨大な時間を費やすことは必至であり、手が出せずにいました。
古いキットをベースでいくと、艦体の形状修正に相当な試行錯誤が予想されます。「どういう形状にまとめていくか」というプランや実際の作業は、今となっては、すでにグレートヤマトで経験済みであるため、迷いは生じないと思うのですが、正直、時間のほうが問題です。
そこで、『ウオーターライン版』です。
こういうアプローチであれば、泥沼化しそうな艦体形状の修正作業から、殆ど逃れられ、その分の時間を上甲板の製作に費やせる、という、いいことづくめの話です(そうかな( ̄□ ̄;)!!?)。これを思いついたのは今年になってからです。
こういう方法に「……それって、どうよ?(* ̄0 ̄*)」と疑問を持たれる方もいるかもしれません。
まぁ、それも判りますが……。
ただ、あくまでこのヤマトに限っては、これが邪道とは思えませんでした。洋上に浮かぶ、幾多の名場面の記憶も各々にあるでしょうし……。
同じ事をアンドロメダでやろうとすれば、それは間違いなく邪道だと思いますけれど( ´∀`)
昨今、すっかり帝國海軍の戦艦達にのめり込んでいる影響が、露骨に出た企画です。
さっそく製作に入ります。ベースとする1/700スケールのキットは、かつてメカニックモデルとして販売されていたものの、臓物を抜いた廉価版です。つい先ごろも再販されています。
昔、メカニックモデルは、赤い部分が塗装済みでしたが、現在はこのとおりです。おそらく昔、露出度が多かった側面図をもとに設計されているのではないでしょうか、時代を考えると、かなり上手くまとめられた好キットです。
まずは切断作業です。
凸モールドで表現されている喫水線をガイドにして、マスキングテープを貼っていきます。
この凸モールドも、金型が酷使されたためでしょうか、さすがにもう弱くなってきています。
マスキングテープをガイドにして、最初はケガキ針でデッサンするような感じで、何度もなぞっていきながら彫ります。ある程度彫りこめたところでPカッターにチェンジして、かなり力まかせに削っていきます。
比較的簡単に片面は切断完了。ある程度溝が深くなれば、手でちぎれます。
切断作業は無事に終了。
……もし、例の『メカニックファイル』の在庫でもたくさん抱えていたら、手間はもっと省けたかとは思います……私は殆どアレは持っていません。一隻分にもまるで満たない程度にしか入手できませんでした。
取り残される艦底部分……何の使い道もないようなパーツですが、このまま大切に保管しておきます。
……『まほろば改装計画』もしくは『まほろば建造計画2』を始めた時に、活躍してもらいます。
ただ、今の状況では、ほとんど5年後の目標になりそうです(X_X;)。
上甲板のパーツと仮組みしてみます。後部のメインエンジンノズルはキットのもの。これをそのまま使うかどうかは検討中です。背後にあるのは、田宮の武蔵です。比較検討のため、引っ張り出しました。
こうして真上から見てみると、随分とバランスが違うのに愕然とします。
主砲の位置がこうも違うとは……とても、中をくり抜いて作ったとは思えない(≧▽≦)。
その主砲の配置はもちろん、この上甲板パーツもそのまま使うようなことはしません。かなり見直していくつもりです。一番手をかけてやる部分となりそうです。
左右の艦体パーツを接着します。ただ、接着ポイントが殆ど無いので、5ミリ角棒などで補強をしていきます。
切断した部分のヤスリがけなどの作業を考慮して、上甲板のパーツをマスキングテープで仮留めします。これをやらないと、まだ強度がまるで足りません。
切断した部分をゴリゴリとヤスリがけします。
昔から使っている、本来はまな板削りのためのキッチン用品なのですが、とても便利ですよ。
ただし、掘削能力(?)が凄まじいので、力加減に少しだけ慣れが必要です。
出来れば「赤い1.5ミリプラバン」を使って、雰囲気を出したいところですが(◎-◎;)そんなものは無いので、手持ちのプラバンを底に接着します。
さらに補強のために、角棒やウォーターライン付属の錘などをどんどん接着します。強度を確保するために、まだこの後もエポキシパテやポリパテを詰める、といった作業も発生するかもしれません。
とりあえず今回はここまでとします。
久しぶりの本格的な実作業+ウェブ制作なので、体力的にもなかなかキツいです"(ノ""o"")へ"。
最後に砲室に関しての現時点でのプランを……。
主砲はニチモの1/700大和のもの、副砲は1/1000ヤマトの主砲をそれぞれ使ってみることを考えています。サイズはこの通りです。
「完全復活」には遠く及ばないと思います、以前のように毎週更新というのはまず無理だとは思いますが、現状で出来ることはなんとかやっていこうと考えています。
また、お付き合い頂ければ幸いです(;^_^A。