2002.3.9更新

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<sa-toshi(管理人)より>
これ以降の文章及び写真は、
全て製作者のHIDEBOさんの執筆・撮影によるものです。

 グレート・ヤマト第一期建造工事完成レポート
(1/822スケール(原作Gヤマトを525.3mと仮定))
建造期間
2001年10月20日〜2002年2月11日
スペック1(モデル実測値)
全長639mm 最大幅(安定板含む)107mm 艦幅95mm 全高190mm
スケール換算スペック(1/822)
全長525.3m 最大幅(安定板含む)87.95m 艦幅78.1m 全高156.2m
使用モデルおよび数量
バンダイ1/500 コズミックモデル「宇宙戦艦ヤマト」 数量3
バンダイ1/700 「宇宙戦艦ヤマト」 数量1
ハセガワ1/32 「F−16Cファイティングファルコン」 数量1
タミヤ  1/48 「F−16Aファイティングファルコン」 数量1
ハセガワ1/72 「F−2」 数量1
ハセガワ1/72 「F−4JファントムU」 数量1
ハセガワ1/72 「F/A18Cスーパーホーネット」 数量1
当艦建造時の設定
当艦は松本零士先生原作「新・宇宙戦艦ヤマト」の平行世界における「グレート・ヤマト」であると位置付ける事とし、また、製作者の誠に勝手なわがままにより、当艦はグレート・ヤマト 第2次改修バージョンであると設定する。

製作の背景、思い
 以前、蜃気楼(掲示板)にも書き込みさせていただいたのですが、宇宙戦艦ヤマト−胎動編−というビデオの中で紹介されていた、復活編バージョンのヤマトのフルスクラッチモデルを見たときの印象が強烈に私の中に残っておりました。
 学生時代は自分でもかなりの数の艦船や航空機等のプラモデルを製作していたのですが、社会人になり自分の時間の流れの中で何時しかそれをしなくなってしまっていました。
社会というしがらみの中で、「夢」をイメージすることをしなくなってしまった(ある意味、あきらめていたのかも…。)自分がおりました。
 そんな私にとって「宇宙戦艦ヤマト」は人生のなかにしっかりと錨を下ろし、もう無くてはならない作品でした。
 世間にどんな評価をされ様がずっと続いていて欲しかった作品であり、自分が入り込めるオアシスのような存在でしたから、復活編があの事件により実現不可能と知ったときには言い知れぬショックを受けた物です。ですから、松本零士先生により「新宇宙戦艦ヤマト」が発表された時の喜びは大変な物でした。(もちろん自分の中だけで静かに…。)

 そんなある日、偶然NET上でHP「やまとはくにのまほろば」に出逢い、「まほろば」や「グレート・ヤマト」の製作記を拝見したとき、正直、感動したのです。「すごいなぁ、自分もヤマトを作りたい」って。
 そして製作を決心するに至ったのです。しかし、どうせ作るなら出来の良し悪しに関わらず、自分のイメージを素直に反映させたものとして完成させたいと。

 正直に申し上げて、実は今回発表させていただく私の「グレート・ヤマト」は完全な完成体であはありません。まだお披露目する段階ではないと思っていたのですが、私の仕事の関係上しばらく製作を継続することが難しくなってしまったため「第一期建造工事」とタイトルを付けさせて頂いたのが現状です。また時間に余裕が出来ましたら、「第二期改装工事」として改めてお披露目させて頂きたいと勝手ながら考えて折ります。原作に忠実ではなく、これは邪道だとこれをご覧になる方々にはお叱りを受けるかもしれませんが、恥ずかしながら、あえてこの形で発表させていただきます。

 私のような者にこの貴重な場をお貸しくださった、「やまとはくにのまほろば」管理者のsa−toshi様ならびに、製作途中にご意見を頂いたHP「Bluegale」管理者のBluegale様、そして私に作品からいつも勇気を下さる、松
本零士先生に深く感謝いたします。

1.艦体
1-1.旧ヤマトとの比較
G−YAMATOの建造に際し、艦体延長は基礎であり最も重要な部分です。私の場合、1/500モデルを惜しげもなく(~_~;)3体使用し、互いをつなぎ合わせる方法を用いました。
艦体を艦首部、艦中央部、艦尾部と3つのモジュールとして分け、それぞれのパネルモールド1枚分が延長されるように切断しつなぎ合わせました。胴体幅は当然のことながら広がってしまいますが、その隙間は1ミリ厚プラバンとポリパテにて埋め立て整形しております。)

★Fig.1-2比較1★
1ーマルヤマトとの比較1(Fig.1-2)比較2(Fig.1-3)でお解りになるでしょうか?ノーマルヤマトが約51センチほどですから13センチほど伸びていることになります。
参考として比較3(Fig.1-4)艦尾部の比較写真をご紹介いたします。Sa−toshi様同様、尻のデカイヤマトを目指しました。詳細のご説明は後でいたします。

★Fig.1-3比較2★

★Fig.1-3比較4★
1-2.前方ビュー
前方ビュー(Fig.1-5)は個人的に気に入っている角度から撮影した物です。
艦首部分はノーマルモデルと基本的に形状は変更しておりませんが、全長が伸びた分、スマートに見える様です。また、バンダイ製ヤマトプラモの特徴?にもなっている艦首波切板と艦体との接合部付近の窪んだ形状をポリパテにて修正しております。(Fig1-5-1)

★Fig.1-5前方ビュー★

★Fig1-5-1★
1-3.前部上甲板
Fig.1-6に前部上甲板を示します。
艦体延長に伴い、キットの上甲板パーツも波切板の終わるあたりで切断し、それ以降は1ミリ厚のぷラバンを全体に貼り付け、その上に第二主砲下のスロープ部分や艦橋基礎にあたる部分を乗せていきました。また、艦幅が広がった分、主砲の砲台部分はそのままでは使えませんので、左右のスロープと3つに切り離した上でポリパテで埋め立ててしまいました。個人的には段差を付けたかった所なのですが、何分技術の無さからあっさりと妥協してしまいましたが、正規の設定ではこれが正しいんですよね。(^.^)

1-4.艦尾部上甲板
Fig.1-7に艦尾部上甲板を示します。
こちらの蜃気楼(掲示板)でも書き込ませていただいたように、艦尾上甲板はエバーグリーン製の1.5ミリ厚スリット入りプラバンを利用しております。艦載機エレベータや艦尾VLS?(垂直発射装置:「ヤマトよ永遠に」以降の作品では調度このあたりに波動爆雷の垂直発射管が設定されていましたので私のヤマトにもこのように設定させていただきました。ただし、当艦では複合兵装とし、ミサイルなど、多種多様の兵装を発射できる設定といたしました)は0.5ミリプラバンを貼り付けることで表現しました。
主砲の砲台はノーマルキットの第三主砲および第二主砲砲台を切り取り加工して利用しています。

★Fig.1-6前部上甲板★

★Fig.1-7艦尾部上甲板★
1-5.艦橋基部
Fig.1-8に艦橋基部を示します。
ノーマルキットの艦橋基部も艦幅増加に伴い、中心から半分に切断してプラバンなどで増幅し、また副砲の変更により副砲砲台の長さも足りなくなりますので、その分延長いたしました。

★Fig.1-8艦橋基部★
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